このレッスンでは、以下を学習します:
FX マーケット、株式マーケット、その他の金融マーケットを取引する際には、常に2つの価格が存在します。
つまり、両替所に両替に行くのと同じように、特定の通貨の売りと買いの両方の価格が表示されているのです。
このチャートを使ってさらに詳しく説明しましょう:
このチャートにはEURUSDが表示されており、左側にBid価格、右側にAsk価格の2つの価格が表示されています。
売りポジションを建てたい場合は、Bid価格を参考にすることができます。買いポジションを建てたい場合は、Ask価格を参考にします。
これをガイドとして使いましょう。
EURUSDのBid (買い)価格は1.07962、Ask (売り)価格は1.08008です。
売りをクリックするときは、Bid (1.07962) を基準にする必要があります。
価格がBid 1.07500、Ask 1.07523まで下がったとします。これは利益を得ていることを意味します。この例でクローズをクリックするとき、つまりポジションをクローズするために買いを「クリック」するときは、Ask価格を基準にしなければなりません。
EURUSDを買おうとする場合も同じです。買いをクリックする場合、注目する価格はAsk価格（1.08008）です。
ポジションを決済する場合は、「売り」をクリックしてポジションを決済し、「Bid 価格」を基準とします。
Bid（買値）とAsk（売値）がどのようなものかお分かりいただけたなら、次はスプレッド（価格差）について学びましょう。
この例から、EURUSDのスプレッドが4.6 pipsであることがわかります。
スプレッドは取引結果に影響するため、取引において重要な役割を果たします。証券会社によっては、少額の手数料を請求する場合もあれば、取引に手数料を請求しない場合もあります。この場合、取引コストはスプレッドの形で発生します。
さらに詳しく調べてみましょう。
スプレッドがあなたの取引コストである場合、Bid価格とAsk価格のスプレッドが広ければ広いほど、取引コストは高くなります。
例:
このEURUSDスプレッドを参照すると、EURUSDの1スタンダードロットを売買する際の取引コストは4,6ピップスです。EURUSDのピップ値は1ロット1pipあたり10USDであるため、取引コストは46USDとなります。
EURUSDでポジションを持つたびに、値動きから利益を得る前に、まずこの取引コストを支払う必要があります。スプレッドの幅は、市場の出来高に応じて広くなったり狭くなったりすることを覚えておいてください。
スプレッドが広い場合、カバーするための取引コストは高くなります。スプレッドが狭い場合は、カバーするための取引コストは低くなります。
