米国株はリスクオンの展開となり、S&P500種株価指数は1.43%上昇。3日続伸で、7週間ぶりの大幅高となり、先月の過去最高値まで0.44%に迫った。直近の動きを受けて9月の上昇率は1.49%とも伝えられ、史上最高値まで0.5%未満の水準にある。ハイテク株が上昇を主導し、ナスダック総合指数は2.26%高、「マグニフィセント・セブン」は3.44%上昇して高値を更新した。
個別銘柄ではメタが11.43%高で上昇をけん引し、AMDも9.95%高となった。AMDについては時価総額が1兆ドルに到達したとの言及もあった。欧州株も上昇し、STOXX600は1.02%高、ドイツDAXは1.07%高、フランスCAC40は0.92%高。アジアでは、韓国KOSPIが0.69%高。日本市場は水曜日まで休場。中国ではCSI300が0.51%高、上海総合指数が0.23%高、香港ハンセン指数が0.33%高となり、豪S&P/ASX200は0.29%高。米株先物はおおむね小動きだった。
9月の市場の強さと取引機会
歴史的にS&P500を押し下げてきた「9月効果」(1928年以降の平均下落率は1.2%)に反し、今年は顕著な底堅さが確認されている。指数は今月これまでに約1.5%上昇し、史上最高値まで目前の水準にある。デリバティブ取引では、この例外的な強さを踏まえ、上昇トレンドに逆らうのではなく月末にかけた上放れに備えたポジショニングが望ましい。
ナスダックがハイテク主導で2%超上昇し、AMDが歴史的な時価総額1兆ドルに到達したことで、人工知能(AI)関連のテーマが再び主役に返り咲いた。高モメンタムの半導体・AI関連株については、上昇余地を取り込みつつ急反転時の下振れリスクを限定できるブル・コール・スプレッドの活用を推奨する。
第4四半期戦略とグローバル機会
経験則として、S&P500が9月にマイナスを回避した場合、第4四半期は強い上昇バイアスで入りやすい。これを取りに行くには、インプライド・ボラティリティが比較的安定している局面で、SPYやQQQといった主要指数ETFのコールオプションを買う戦略が有効だ。今後数週間で相場が高値を更新すれば、こうしたロングプレミアムのポジションは短期間で価値が上昇しやすい。
同時に、欧州・アジアの株価指数がウォール街の流れに追随していることから、海外ETFではクレジット・プット・スプレッド(プットのクレジットスプレッド)売りによるプレミアム収益も狙える。国内市場が一時的に息継ぎしても、複数レッグの構成により安定的な収入源を確保しやすい。米ハイテクの攻めのコール買いと、海外の保守的なクレジットスプレッドを組み合わせることで、今秋のリスク調整後リターンの最大化を図れる。
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