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RBIのドル売り介入でUSD/INRの上昇が抑制され、米金利上昇と原油相場の変動にもかかわらずルピーが持ち直す

by VT Markets
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Sep 25, 2026

インド・ルピーは複数セッションにわたる軟調の後、金曜日に対米ドルでやや反発した。USD/INRは95.96超えでの動きを伸ばせず、インド準備銀行(RBI)の介入が背景にあると指摘された。ロイターによれば、トレーダー4人のコメントとして、中央銀行は国内スポット市場の取引開始前にドル売りを行った可能性が高く、通貨は1ドル=96ルピーの節目よりも堅調に推移した。もっとも、米エネルギー価格の高止まりと米連邦準備制度理事会(FRB)の「高金利の長期化」観測を受けて米国債利回りの上昇が続き、安心感は限定的となった。MCX原油(10月19日限)は約8,950ルピーで2.3%安だったが、直近2営業日では急伸している。一方、米10年債利回りは木曜日に付けた19年ぶり高水準の5.23%近辺で推移した。

MUFGは、米金利上昇の背景として、堅調な活動指標とエネルギーコストを挙げた。米2年債利回りは14bp上昇して約4.9%、10年債は5.0%超、30年債は5.4%超となった。市場は2026年12月までに追加で約37bpのFRB引き締め(約1.5回の利上げ)を織り込んでいる。インドでは8月のインフレ率が前年比4.8%に上昇し(前回は4.5%に改定)、MUFGはFY27後半に50bp利上げの可能性を指摘した。テクニカル面ではUSD/INRは95.9205で、20日指数平滑移動平均(EMA)の95.6104を上回る。RSI(14)は59.6近辺で、96.00を上抜ければ97.00近辺が上方向の目安となる。

通貨・エネルギー市場におけるデリバティブ機会

デリバティブ取引では、USD/INRの97.00方向への上昇モメンタムに乗るため、ブル・コール・スプレッドを用いたUSD/INRのロング構築を推奨する。RBIの強い介入にもかかわらず、スポットが20日EMA(95.61)を明確に上回って推移している限り、基調はなお強含みとみられる。この戦略は下方リスクを限定しつつ、重要なレジスタンスである96.00を突破した局面での収益機会を狙える。

MCX原油先物が高いボラティリティの中で約8,950ルピー近辺で取引されていることを踏まえ、輸入インフレへのヘッジとしてエネルギー系デリバティブのロング・コール購入を提案する。インドは原油需要の85%超を輸入に依存しており、世界的なエネルギー価格急騰に対して国内通貨は影響を受けやすい。エネルギーデリバティブの購入により、ルピー安が広範なポートフォリオに与える悪影響の相殺を図れる。

中央銀行の介入局面におけるインカム・金利戦略

短期のインカム獲得策として、目先のサポート水準である95.61近辺に集中させたUSD/INRプットの売り(ショート)を推奨する。RBIは1ドル=96.00水準を強く防衛しており、外貨準備高がおよそ6,800億ドル超と潤沢であることから、急落局面が長続きしにくい。中銀の「セーフティネット」があることで、レンジ相場でプレミアムを収受しやすい確度の高いセットアップになり得る。

最後に、10月の政策会合を前に国内金利先物のロングを勧める。米10年国債利回りが5.23%という数十年ぶり高水準近辺に張り付く中、RBIは資本流出から国内債券市場を守る必要に迫られる。今後数週間でのタカ派的な50bp利上げを見込んで先回りすることは、中央銀行の次の一手を捉える戦略として有効だ。

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