ニュージーランドドル、国内インフレと米ドル動向に反応
ニュージーランドドルは、7-9月期の国内インフレ率が市場予想を下回ったことを受けて軟化し、NZD/USDの5日続伸にストップがかかった。ただ、米ドル安が下支えとなり、下げは限定的だった。米国債利回りが全期間で低下する中、NZD/USDは0.5686近辺で推移し、1カ月高値の0.5711から水準を切り下げた。米10年債利回りは今月序盤に5.36%まで上昇した後、5.00%を下回り、この日は約15bp低下した。ドル指数は101.45まで下げた後、101.60前後で推移。AI関連株の売りと中東情勢を背景としたエネルギー供給リスクが意識され、米連邦準備制度理事会(FRB)の次の一手に市場の関心が集まった。
市場見通しと中銀に対する見方
市場は来週のFOMC(米連邦公開市場委員会)に注目しており、政策金利は据え置きが広く見込まれている。一方で、12月会合での追加利上げ観測は後退した。CMEのFedWatchツールによると、12月利上げ確率は67.6%とされ、同日早い時間帯の約89%から低下した。ニュージーランドでは、消費者物価指数(CPI)が前期比0.7%上昇と、予想(0.8%)および前期(1.5%)を下回った。前年比ではインフレ率が4.1%から3.7%へ鈍化し、市場予想の3.8%も下回った。基調指標では、コア関連が前年比2.8%と2四半期連続で同水準、ガソリンを除くCPIは前年比3.2%と4四半期連続で同水準となった。金利スワップ市場は、ニュージーランド準備銀行(RBNZ)が10月28日に25bp引き上げて政策金利を3.00%とする確率を85%程度と織り込み、今後12カ月で合計100bp超の追加引き締め(3.75%程度)も見込む。一方で、中立金利レンジは2.20%~4.10%とされている。
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