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EUR/USDは1.1600台を維持、FRB利上げ観測強まりECB決定控える

by VT Markets
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Sep 7, 2026

EUR/USDは月曜日のアジア早朝取引で小幅高となり、1.1615近辺でもみ合いながら1.1600台を維持した。米国市場がレーバーデーで休場となる中での動き。背景には、米8月雇用統計が堅調となり、ユーロの一段高余地を抑えたことがある。非農業部門雇用者数(NFP)は16.2万人増と、7月分が2.1万人増へ上方修正されたうえで、市場予想(5.6万人増)も上回った。失業率は4.1%で横ばい。発表後、CME FedWatchによると、米連邦準備制度理事会(FRB)の9月会合での25bp利上げ織り込みは50.2%から58.3%へ上昇した。

市場の焦点は木曜日の欧州中央銀行(ECB)理事会に移る。ロイター調査では、預金金利を2.50%に引き上げる25bp利上げが見込まれている。ノルデアのストラテジストは、重要論点は9月以降に関するFRBのガイダンスだと指摘した。テクニカル面では、EUR/USDは100日移動平均線およびボリンジャーバンド中心線を上回って推移し、RSI(14)は55.3。上値抵抗は1.1710近辺、下値支持は1.1612、1.1565、1.1515が意識される。

Trading Outlook and Volatility Drivers

当社は、堅調な米雇用統計というビッグイベントを経てもEUR/USDが1.1600台を維持していることを踏まえ、今週はボラティリティ上昇に備えるようデリバティブ投資家に提案する。米労働市場は8月に16.2万人の雇用を創出し、予想(5.6万人)を大きく上回ったことで、ドルには強いファンダメンタルズの追い風がある。レーバーデー明けで米市場が再開する局面では、短期的な値動きを取り込みたい。

注目は今週木曜日のECBで、預金金利を2.50%へ引き上げる25bp利上げが強く意識されている。中央銀行シグナルが錯綜しやすい週は、EUR/USDの週次インプライド・ボラティリティが15%超上昇することも過去にあり、標準的なオプション戦略が高い収益機会となり得る。方向性に依存せず想定されるブレイクアウトを狙う戦略として、ロング・ストラドルまたはストラングルの活用を推奨する。

Strategy and Risk Management

CME FedWatchでは、9月利上げ確率が50.2%から58.3%へ上昇しており、今後の中期トレンドはFRBのガイダンスが左右する。政策当局が「一度きりの調整」ではなく「引き締め長期化」を示唆すれば、ドル高が進み、ユーロが現在のサポート水準を容易に割り込む余地がある。当社は、今月後半のタカ派サプライズに備えるヘッジとして、ユーロのプロテクティブ・プット購入が有効と考える。

テクニカル面では、通貨ペアは100日移動平均(1.1565)とボリンジャーバンド中心線(1.1612)を上回って推移しており、基調は底堅い。強気のブレイクアウト狙いでは、ボリンジャーバンド上限近辺の1.1710をオプションのバリア水準として意識できる一方、損切りは1.1515のサポート近辺にタイトに設定したい。これらの主要な構造的節目を軸にポジションを構築することで、下方リスクを管理しつつリターン最大化を図れる。

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