日本関連のCFTCデータによると、円の非商業部門(ノン・コマーシャル)のネットポジションは前回の12.04万枚から7.2万枚へと減少した。今回の動きは、直近の報告期間における円ポジションのネット・スタンスが縮小したことを示唆している。
今回の公表は、前回の12.04万枚と最新の7.2万枚という2つの主要数値のみを提示し、CFTCの円NCネットポジションが前回水準から最新値へ変化したことを示している。原資料には、追加の内訳や付随統計は示されていない。
市場センチメントと円ポジションの大きな転換
市場センチメントは大きく転換している。投機筋の円ネットロングは40%急減し、12万0400枚から7万2000枚へと急落した。この急速な後退は、円キャリートレードの巻き戻しがいったん一服し、通貨としての円に対する目先の上昇圧力が和らいだ可能性を示す。デリバティブ市場の参加者は、円の足元のラリーが勢いを失いつつある明確なシグナルとして受け止めるべきだろう。
デリバティブ戦略の見通しと金利差分析
今後数週間は、円の現物ロングの積み増しから距離を置き、プレミアム獲得を狙って円コールの売りを検討することを推奨する。USD/JPYのインプライド・ボラティリティが高止まりする局面では、スポットが安定すればオプション売り手の収益機会が大きくなり得る。145水準への緩やかな円安回帰を捉える戦略としては、円のプット・スプレッドをターゲットにしたい。
この見方は、根強い金利差によって裏付けられる。米10年国債利回りが3.8%近辺で推移する一方、日本の10年国債利回りは0.95%にとどまる。過去の経験則では、投機筋の円ロングが1週間で4万枚超減少する局面では、その後1カ月にUSD/JPYが2%〜4%の平均回帰(リバウンド)を示すことが多い。日銀がより慎重なスタンスとして市場に織り込まれるにつれ、この傾向が再現すると予想する。
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