NZD/USDは金曜日、米雇用統計の弱さを受けた米ドル安と、ニュージーランド準備銀行(RBNZ)がタカ派姿勢を維持したことを背景に、0.5890近辺で推移し、当日比0.36%高となった。米7月非農業部門雇用者数(NFP)は市場予想の+8.0万人に反して-2.3万人となった。6月分は5.7万人から2.0万人へ、5月分は12.9万人から6.3万人へそれぞれ下方改定され、2か月合計の下方改定幅は10.3万人に達した。失業率は4.2%から4.1%に低下し、平均時給の前年比伸び率は(改定後)3.4%から3.2%へ鈍化した。市場は米連邦準備制度理事会(FRB)の政策見通しを織り直し、CMEのFedWatchでは9月に25bp利上げとなる確率が42%と示され、前日の55%、1週間前の67%から低下した。
NY連銀の調査では、7月の1年先インフレ期待が6月の3.7%から3.6%へ低下し、3年先・5年先は横ばいだった。テクニカル面では、0.5884近辺の下落トレンドライン(回復後)を上回って推移し、100期間・200期間移動平均(0.5876、0.5854)も上回った。RSIは61近辺。サポートは0.5884、0.5876、0.5860、0.5854、レジスタンスは0.5909に位置する。テクニカルセクションはAIツールの支援により作成された。
NZD/USDの上昇を収益化する戦略
この急変に対応し、NZD/USDでロングポジションを構築し、コールオプションや先物を用いて新たに生じた上向きモメンタムを取り込むべきだ。目先のターゲットは主要レジスタンスである0.5909で、米ドルの弱さが続けば上値余地も見込まれる。過去の経験則では、米NFPがこれほど大きく予想を下回った局面では、ポジション調整に伴い米ドル指数(DXY)が数週間で1%〜2%下落するケースが多い。
ファンダメンタルとリスク管理の留意点
5月・6月分で合計10.3万人に及ぶ大幅な下方改定は、米労働市場の冷え込みがFRBの想定より速いことを示唆する。9月利上げ確率が42%へ急低下するなか、米国債利回りは低下しやすく、米ドルの金利優位性は縮小する見通しだ。一方、RBNZのタカ派姿勢はキウイ(NZD)に強固なファンダメンタルの下支えを与え、NZDは「米ドル安を取引する」手段として相対的に選好されやすい。
リスク管理としては、時間足での移動平均サポートが集中する0.5876〜0.5854のやや下に損切り(ストップ)を置くことを提案する。RSIが61にあることから、買われ過ぎ圏に入るまでの余地は十分であり、0.5884近辺の押し目買い戦略を裏付ける。日足で0.5909を明確に上抜けて引けた場合、今後数週間に向け強気のデリバティブポジションを積み増すためのトリガーとする。
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