日本の年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、国内債券のアクティブ運用委託先を5年ぶりに選定し、5月にアセットマネジメントOne、三菱UFJ信託銀行、三井住友トラスト・アセットマネジメントの3社を採用した。今回のマンデートは、変動性が高まる日本国債(JGB)市場での運用に向けて内部の運用知見を強化する狙いがある。ベンチマーク超過リターンの獲得に加え、リスク資産全般にわたる分散の拡大も目指す。
パフォーマンスと市場環境
GPIFの国内債券保有は、価格下落と市場変動の拡大により圧迫され、3月31日までの1年間で5.1%の損失を計上した。一方で、総資産は16.5%のリターンとなった。こうした方針転換の背景には、インフレ、政府支出の増加、そして日本銀行の引き締め局面などを受けた市場環境がある。別途、当局者からはGPIFに国内資産配分の拡大を求める声も上がっており、長期的には円相場の下支え要因となる可能性がある。
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