USD/CHFは0.8101まで上昇し、セッションでは0.32%高。リスク選好の改善を背景にスイスフランが対米ドルで弱含んだ。ドル高が一服していた先週、同ペアは3日ぶり安値の0.8034まで下落していたが、その後0.8100を回復した。
直近4営業日の値動きでは安値を切り上げる展開が続き、相対力指数(RSI)も上向きのモメンタムを示唆している。上値では、2025年8月1日の高値0.8172がレジスタンスとなり、その先は0.8200、さらに2025年6月19日の高値0.8215が意識される。次の目標は0.8250で、上方には0.8300が控える。下値の初期サポートは当日安値0.8061で、続いて7月15日のスイング安値0.8033、さらに0.8000の節目が焦点。これを割り込むと、50日単純移動平均(SMA)の0.7979に注目が移る。
テクニカルの勢いとファンダメンタルズの背景
USD/CHFは0.8100を回復し、世界的なリスク選好の持ち直しと歩調を合わせて明確な変化が見られる。直近数セッションで安値を切り上げ、押し目では買いが入りやすい。こうした上向きのモメンタムは、今後数週間で上昇トレンドが続く可能性を示している。
強気のテクニカル環境は経済指標にも支えられている。スイスのインフレ率は低水準の1.3%で横ばいとなっており、スイス国立銀行(SNB)はハト派姿勢を維持しやすい。一般に金利差がドルに有利な局面では、USD/CHFは心理的節目のレジスタンスに向けて上昇が加速しやすい。こうしたファンダメンタルズ面のギャップが、足元のテクニカル上放れを下支えする構図だ。
USD/CHFのトレーディング戦略
このトレンドを狙う手段として、0.8200および0.8250をターゲットとするアウト・オブ・ザ・マネー(OTM)のコールオプション買いが有効とみる。2026年8月中旬満期を用いれば、買い手が2025年8月高値0.8172の上抜けを試す時間的余裕を確保できる。この戦略は、支払うプレミアムに損失を限定しつつ、高いレバレッジ効果によるリターンを狙える。
より保守的には、心理的サポートである0.8000を下回る水準でプットオプションを売却する方法がある。50日SMAは0.7979に位置し、堅固な下値メドとして機能しやすい。下落余地が一定程度抑制されるとの見立てのもと、プレミアム収入の積み上げを狙う戦略となる。
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