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NZドル/米ドルは0.5700台を回復も、米ドル高が上値を抑え弱気基調が継続

by VT Markets
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Jul 4, 2026

NZD/USDは金曜日に0.5700を上回って反発したものの、テクニカル面のバイアスは弱気のままだった。日中安値0.5689を付けた後、同ペアは0.22%超上昇し、直近では0.5709で取引された。相対力指数(RSI)はじり高となっているが、なお50を下回っており、全体の方向性が転換しないままモメンタムが改善していることを示唆する。金利確率は、ニュージーランド準備銀行(RBNZ)が少なくとも2回利上げする可能性を織り込んでいるとされるが、当面の焦点は、従来のサポートラインがレジスタンスとして機能している0.5750近辺にある。

0.5750を上抜ければ0.5800が視野に入る。その上のレジスタンスは200日単純移動平均線(SMA)の0.5821、続いて50日SMAの0.5831、100日SMAの0.5851となる。これらの水準を突破すれば、次は0.5900に注目が移る。一方、下方向では当日安値0.5689を割り込むと0.5650が開け、その後は0.5600が意識される。なお別途、RBNZのインフレ目標は中期で1%~3%、中心はおよそ2%と説明された。

米ドル高がNZD/USD見通しを支配

NZドル(キウイ)は0.5700近辺で小幅な回復を試みているが、より大きなトレンドは引き続き明確な下落基調にある。休日前に公表された強い米雇用統計では、2026年6月の米雇用者数が26.5万人増となり、米経済の底堅さを示した。これが引き続き米ドル(グリーンバック)高を支えており、短期的にはNZD/USDの大きな上昇を抑える可能性が高い。

0.5750は、今後数日間で上値を抑える主要レジスタンスになるとみている。RSIが50の中立線を下回っていることから基調の弱さが示されており、今回の反発は売り場と評価する。デリバティブ投資家は、0.5700を下回る行使価格のプットオプション購入を検討し、直近安値方向への戻りを狙う戦略も考えられる。

国内外の逆風がキウイの回復を制限

国内では、ニュージーランドの2026年4-6月期インフレ率が3.1%とやや強めの結果となったが、米ドルの勢いを上回るには至っていない。市場はすでにRBNZのタカ派姿勢を織り込み、年末までに追加で2回の利上げを見込んでいる。この国内要因は通貨の下支えになっている一方、反転を促すほどの力強さはない。

対外面でもキウイに逆風が強まっている。ニュージーランド最大の貿易相手国である中国の最新の財新製造業PMIは49.7へ低下し、景気の縮小局面入りと輸出需要の鈍化を示した。さらに、最新のグローバル・デイリー・トレード(GDT)オークションでは価格が2.1%下落し、3回連続の下落となったことが重しとなった。

同ペアが直近安値の0.5689を割り込めば、0.5650のサポート水準を試す明確な道筋が見えてくる。米ドル高と外需の弱さが重なるなか、今後数週間で0.5600水準を試す可能性が一段と高まっている。当方は、この下落トレンド継続を想定してポジションを構築している。

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