E-mini S&P 500先物:重要水準、トリガー、市場の地合い
E-mini S&P9月限は7,380を下回ったものの、7,345/35のサポートゾーン手前で下げ止まり、押し目買いが継続した。ロングは7,325割れにストップを置く形で構築され、下方向へのブレイクは7,290/7,285に向けた売りトリガーとされた。上値では、7,390/7,395および7,420/7,430の従来のレジスタンスを上抜けた後、7,460/7,470に到達。初期レジスタンスは7,465/75に設定され、ショートは7,685超えにストップを置いた。上方向へのブレイクは7,500/7,505、次いで7,530/40への買いトリガーとして想定され、上昇が続く場合の追加水準として7,580/7,590が挙げられた。
E-mini Nasdaq9月限は29,260/210の買いゾーンで下げを受け止め、29,160から反発して29,430/460への動きを促し、横ばいの保ち合いと位置付けられる中で29,560/590のレジスタンスに向かった。ロングは29,100割れにストップを置き、下方向へのブレイクでは6月安値の28,590/510再試験の余地が示唆された。さらに下では、28,200/28,050が水準として挙げられ、ストップは27,900割れ。上値ターゲットには29,835/865のレジスタンスが含まれ、ショートは29,990超えにストップを設定。上抜けは30,250/290、場合によっては30,550/590方向が示された。
E-mini S&P 500:慎重ムードの中で押し目買いが優勢
2026年6月29日(本日)の値動きを踏まえると、E-mini S&Pでは下押し局面で買いが入りやすい一方、先週のFRBによるタカ派的なトーンを受けて市場の上値は重く感じられる。直近のコアPCEインフレ率が依然として3.1%を上回っていることから、当方は「慎重だが機動的」なスタンスを維持する。こうした値動きは、方向感を欠いた後に徐々に地盤を固めた2024年夏の荒い展開を想起させる。
E-mini S&Pでは、7,345/35をロング検討の重要サポートゾーンとして注視している。現水準からのロングは、急落に備えた防御として7,325割れにプロテクティブ・ストップを置く必要がある。上方向に7,475のレジスタンスを明確に上抜ければ、次のターゲットは7,505、その後は7,540ゾーンとなる。
7,325を持続的に下抜ける場合は、押し目買いの勢いが一巡したサインと捉え、ショートを構築するシグナルとなる。初期ターゲットは7,290/7,285方向。目先、7,540を上回る水準での戻り売りはリスクが高すぎるとみている。
E-mini Nasdaq 100:横ばい調整と重要サポート
E-mini Nasdaqでは、週初に買い場として特定していた29,260/210のサポートで良好に反発し、29,160からの切り返しが確認された。半導体セクターの強弱入り混じるガイダンスを市場が消化する中、横ばいの保ち合い局面を示唆する。重要水準では素早い反転が続く可能性があり、判断の速さが求められる。
引き続き29,260/210ゾーンを買い機会と位置づけ、ストップは29,100割れに明確に設定する。反発が継続する場合、ターゲットは29,460、次いで29,590近辺のレジスタンスゾーン。29,990を明確に上抜ければ、30,290に向けたより持続的な上昇のシグナルとなる。
最大のリスクはサポート維持に失敗することで、9月限の6月安値である28,590近辺の再試験を誘発しかねない点だ。VIXが19近辺で高止まりしていることを踏まえると、その安値を割り込めば次の主要サポートである28,200に向けた下落が加速しても不思議ではない。基本シナリオではないものの、その可能性には備えておく必要がある。
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