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米ドル/カナダドル、2025年4月高値圏 カナダ指標の弱さと金利差拡大でカナダドルに下押し圧力

by VT Markets
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Jun 19, 2026

USD/CADは金曜日、米ドルが軟化する中でも1.4170近辺で底堅く推移し、2025年4月以来の高値圏にとどまった。カナダドルは国内指標の弱さが重しとなった。カナダ統計局によれば、4月の小売売上高は前月比0.5%増と、3月の0.9%増から伸びが鈍化し、市場予想の0.6%も下回った。自動車を除く売上高は0.1%増と、予想の0.7%増に届かず、3月分は1.4%増から1.2%増へ下方修正された。

金融政策の方向性の違いも通貨の下押し要因となった。米連邦準備制度理事会(FRB)はインフレ率を2%に戻す方針を改めて強調し、19人中9人の政策担当者が年内に少なくとも1回の利上げを見込んだ。5月のCPIは4.2%へ加速し、2023年4月以来の高い伸びとなった。CMEのFedWatchによると、市場は9月利上げ確率を70%と織り込んだ。ドル指数(DXY)は一時101.13(2025年5月以来の高値)まで上昇した後、100.81近辺で推移した。カナダでは、カナダ銀行(BoC)が「米国の関税は利下げを正当化し得る」とする一方、エネルギーコスト次第では政策金利の連続引き上げが必要になる可能性にも言及。WTIは1バレル=75.50ドル近辺と、3月5日以来の安値水準となった。

Policy Divergence and Drivers for USD/CAD

カナダ銀行とFRBの政策の乖離は、当社にとって明確な機会を生み出している。BoCが今月初めに政策金利を4.50%へ引き下げた一方、FRBは5.50%で据え置いており、金利差は米ドルに強く有利に働いている。この政策ギャップこそが、今後数週間におけるUSD/CADの主因になると当社は見ている。

4月の弱い小売売上高は、カナダドル(ルーニー)に対する当社の弱気見通しを裏付ける。WTIが足元で1バレル=75.50ドル近辺まで下落していることも、資源連動通貨であるカナダドルへの追加的な逆風となる。これらの要因は、カナダ銀行が年内に追加利下げを検討する余地を広げ、カナダドルの上値を抑えやすい。

Strategic Outlook and Key Levels

これに対し、米国経済は底堅さを示しており、5月のインフレ指標は4.2%となった。これはFRBのタカ派姿勢を支え、市場は9月までに利上げが実施される確率を70%程度と見積もっている。当社は、この見通しが維持される限り、トレーダーは引き続き米ドルを選好すると考える。

この環境下では、USD/CADのコールオプションを買う戦略が妥当と当社は判断する。これにより、1.4200水準、さらにはそれ以上への上昇局面から収益機会を得られる。オプションの活用は上方向のエクスポージャーを確保しつつ、最大損失を限定できる点が利点だ。

今後は、次回のカナダ消費者物価指数(CPI)が重要となる。弱い結果が続けば、BoCの追加利下げ観測が一段と強まり得る。過去の推移では1.40〜1.42のレンジが重要なゾーンであり、同レンジを明確に上抜けて定着すれば、モメンタム系の買いを呼び込みやすい。当社はこれらの水準周辺の値動きを注視する。

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