米ドル/円は160.50近辺でもみ合い、FOMC決定控え、日銀・政府の為替介入警戒で変動性上昇

by VT Markets
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Jun 17, 2026

USD/JPYは火曜日、連邦準備制度理事会(FRB)の政策決定を控えて上昇基調を強めた。会合は同セッション中に開始されている。執筆時点で同ペアは160.47で推移しており、日本の為替市場介入リスクが高まる水準として広く意識されるレンジの近辺に位置している。価格は先週以降159.50から反発しているものの、介入警戒が根強い中で上昇の加速には苦戦している。一方、相対力指数(RSI)は強気のモメンタム環境を示し続けた。

日本では日銀(BoJ)が予想どおり政策金利を25bp引き上げて1%としたが、円は強含まなかった。上値では160.50がレジスタンスとして意識され、これを上抜ければ年初来高値(YTD)160.73が視野に入り、その後161.00水準が見えてくる。下値では160.00割れで159.50に焦点が移り、続いて50日単純移動平均線(SMA)の159.00、さらに100日SMAの158.02が意識される。

ボラティリティと想定される市場戦略

USD/JPYは上昇モメンタムと、日本の当局による介入という現実的な脅威の狭間にあるとみている。この緊張感はオプションのボラティリティ上昇に表れており、1カ月物のインプライド・ボラティリティは現在12%と、先月見られた8%水準から大きく上昇している。市場が急変動を織り込み始めていることを示唆しており、今後数週間はロング・ボラティリティ戦略が魅力的になり得る。

米国と日本の3.5%の金利差というファンダメンタルズ要因が優勢になると考える向きに対しては、行使価格を161.00超に設定したコールオプションの購入を検討している。これにより上抜け局面へのエクスポージャーを得つつ、下振れリスクは支払ったプレミアムに限定できる。RSIの強気モメンタムは、介入警戒による一時的な下押しがあっても基調トレンドがなお強い可能性を裏付ける。

介入への備えとヘッジ戦略

同ペアが当局の過去の介入水準を大きく踏み込むゾーンで推移していることを踏まえると、急反転への備えも必要だ。過去の例では、日銀(当局)が介入に踏み切った場合、動きは急で大きく、2022年の介入時に見られたように1日で3~5円下落することもある。したがって、コスト効率の高いヘッジ、またはこのシナリオへの直接的な投機として、アウト・オブ・ザ・マネーのプットオプション購入を検討している。

いずれの動きのタイミングも不確実であることを認めつつ、ロング・ストラドル戦略が妥当だと考える。これは同一行使価格のコールとプットを同時に購入し、いずれの方向でも大きな価格変動が生じた場合に収益機会を狙う手法である。FRBの決定が上方向への触媒となり得る一方、介入リスクが急落の触媒となり得るため、この戦略は確度の高い2つのシナリオを同時にカバーする。

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