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米ドル/スイスフランは下落、米・イラン関連報道と米FRB会合控え――弱気派は重要サポートゾーンを注視

by VT Markets
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Jun 16, 2026

米ドルは火曜日、スイスフランに対して小幅に下落し、USD/CHFは0.7946で取引された。市場では、米・イラン合意の可能性を巡る慎重な楽観論と、米連邦準備制度理事会(FRB)の決定を前にしたポジショニングが綱引きとなった。ドナルド・トランプ大統領はG7で、テヘランとの協議が「第2段階」に進んだと述べた。報道では、ホルムズ海峡の通行料免除(自由航行)と引き換えに、凍結されているイラン資産240億ドルを解放する枠組みに言及があった。焦点は水曜日へ移り、FRBはケビン・ウォーシュ議長の下で初となる金融政策会合を終了する見通しで、政策金利の決定と最新の経済見通し(SEP)が公表される。

値動きは短期的に緩やかな弱含みを維持しており、ヘッド・アンド・ショルダー(H&S)形成の可能性が意識されている。RSIは40台半ばへじり安となり、MACDも小幅マイナス圏にとどまる。市場は0.7900〜0.7930のサポート(0.7930=月曜日安値、ネックライン付近の0.7915)を注視し、想定されるメジャード・ムーブの目標は0.7845近辺。これを割り込むと、6月4日・5日の安値が0.6870近辺として意識される。上値は0.7960〜0.7970がレジスタンスで、上抜ければ0.8013が次の焦点となる。

Fundamental And Macroeconomic Overview

米ドルはスイスフランに対して軟化しており、売り手は0.8900〜0.8920の重要なサポートゾーンを試している。米国と欧州連合(EU)の通商摩擦が緩和していることが、逃避先(セーフヘイブン)としてのドル需要を現在抑制している。ただし、今週のFRB会合を前にした広範な警戒感が、通貨ペアの一段安を阻んでいる。

FRBは強弱が混在する経済環境に直面している。先月の非農業部門雇用者数(NFP)は15万人増と市場予想を下回り、2026年1〜3月期平均の24万人増から大きく減速した。最新のCPIでは前年比インフレ率が2.8%へ鈍化したものの、FRBの目標である2%をなお上回る。水曜日には、経済見通しにハト派方向への変化が示されるかどうかが注目点となる。

Technical Outlook And Trading Strategies

テクニカル面では、USD/CHFのチャートはヘッド・アンド・ショルダーを形成しつつあるように見え、一般に下方向へのトレンド反転シグナルとされる。焦点は0.8915近辺のサポートに位置するネックラインであり、この水準を明確に下抜ければ、5月安値の0.8850近辺へ向けたより大きな売りを誘発する可能性がある。

今後数週間の戦略としては、権利行使価格0.8900近辺のプット・オプションを買うことが妥当とみる。このポジションは、FRB会合後に主要サポートを割り込む下落が生じた場合の収益機会を提供する。発表を前にインプライド・ボラティリティが上昇しやすいため、早めのポジション構築が有利となり得る。

一方で、目先のレジスタンスである0.8980近辺は尊重が必要だ。この水準を明確に上抜ければ、弱気シナリオは後退し、ヘッド・アンド・ショルダーは否定される。その場合はコール・オプションの買いへ切り替え、6月初旬の高値0.9030の再トライをターゲットとする。

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