米国の全米住宅建設業者協会(NAHB)住宅市場指数は6月に35となり、市場予想の36を下回った。今回の結果は、住宅建設業者のセンチメントが月内も低調なままだったことを示している。
同指数は予想を1ポイント下回り、NAHB調査で測定される市場環境が想定以上に弱いことを示唆した。リリースでは、これ以上の内訳は示されなかった。
住宅建設業者の信頼感と市場環境の見通し
6月の住宅市場指数は35となり、当社が見込んでいた36をわずかに下回った。これは、住宅建設業者の信頼感が引き続き明確に弱気圏にとどまっていることを意味し、新規住宅建設の減速が続く可能性を示唆する。当社は、借入コストの高止まりが住宅セクターを想定以上に冷やしていることの裏付けとみている。
足元で30年固定住宅ローン金利は約6.75%近辺で推移しており、住宅市場にとって最大の障害となっている。こうした弱いデータは、今後の会合で米連邦準備制度理事会(FRB)がよりハト派的な姿勢を取る圧力となり得る。当社は、年内利下げの確率が高まると考えており、金利先物に連動するデリバティブの投資妙味が増すとみる。
住宅市場の弱さを踏まえた投資戦略
今回の報告を受け、当社はITBやXHBといった住宅建設関連ETFに対して弱気ポジションを検討している。指数がこの水準まで低下すると、過去データでは同セクターが数カ月にわたりアンダーパフォームしやすい傾向があるため、プットオプションの購入を想定している。例えば、2022年に見られた同様の弱い水準は、これら銘柄の大幅下落に先行した。
新築住宅の減少は、木材や銅といった建材需要の縮小にもつながる。当社は、弱含みの兆候を捉えてショートポジションを構築するため、商品先物の動向を注視している。住宅市場の軟化は、当社の広範な景気懸念をさらに強めるものであり、S&P500に対するプロテクティブ・プットの検討も促している。
この種の想定外の経済指標の弱さは、市場ボラティリティの上昇につながり得る。そのため当社は、VIX指数のコールオプション購入も評価している。これは、住宅不況が他セクターへ波及するとの懸念をきっかけに市場が下落する局面に備えたヘッジとなる。
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