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RBNZ、インフレ上振れリスクでNZドル/米ドルに注目集まるなか政策金利据え置きへ

by VT Markets
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May 26, 2026

市場は、ニュージーランド準備銀行(RBNZ)が5月27日の会合で政策を据え置き、政策金利(Official Cash Rate)を2.25%に維持すると見込んでいる。政策運営のバイアスは、ニュージーランドが低調なGDP成長と高止まりする失業率に直面する一方で、インフレ率が目標を上回って推移している点に置かれている。こうした相反する材料の中で、焦点は利上げ・据え置きの判断そのものよりも、声明や会見の「トーン」に移りやすい。

オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)の織り込みでは、7月8日会合で25bpの利上げが行われる確率は51.5%。5月会合での前倒しの可能性も意識されている。為替市場では、NZD/USDが年初来レンジである0.57〜0.61のどこに位置するかが注目点だ。同ペアがレンジ上半分に入り込めるかは、RBNZのスタンスに加え、米ドルの「安全資産需要」の変化——ホルムズ海峡に影響し得る米国・イラン合意の可能性に関連する動きも含む——によって左右される。

インフレ懸念がRBNZ会合の焦点

ニュージーランド準備銀行が明日会合を開催するが、当方は金利は据え置く一方、弱い景気よりもインフレへの警戒を強めていることを示唆すると予想する。ニュージーランドのインフレ率は直近で4.0%と、依然として中銀目標の2倍に相当し、タカ派姿勢を正当化する水準だ。これは、前四半期に景気が0.1%縮小し、失業率が4.3%へ上昇したにもかかわらず、である。

市場では7月までの利上げ確率がほぼ50%程度しか織り込まれていないが、当方は、粘着的なインフレ指標を踏まえると織り込みは低すぎるとみる。これはトレーダーにとって機会となり得る。明日のRBNZがタカ派的な文言を示せば、ニュージーランドドルが急伸する可能性がある。NZD/USDには、直近レンジ0.57〜0.61の上半分を試す明確な道筋があるとみている。

より強いキウイ(NZドル)に備えるポジショニング戦略

こうした見通しを踏まえ、当方は今後数週間のキウイ高を想定し、NZD/USDのコールオプションを購入している。具体的には、6月および7月満期で、権利行使価格は0.5950近辺を検討している。この戦略は、通貨上昇局面での収益機会を狙いつつ、RBNZがより慎重なトーンに転じた場合の下振れリスクを限定できる。

過去を振り返ると、景気が減速する中でも中銀がタカ派政策を維持する局面では、通貨が大きく上昇することが多い。2023年のカナダ銀行(BoC)でも同様のパターンが見られ、カナダドルの大幅上昇につながった。中東における地政学リスクが緩和する可能性も、米ドル安を通じて当方ポジションを追加的に下支えし得る。

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