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インド金相場、小幅高 インフレ懸念と中銀買いが需要下支え

by VT Markets
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May 25, 2026

インドの金価格は月曜日、FXStreetのデータによると小幅に上昇した。金は1グラム当たり1万4,075.33インドルピーと、金曜日の1万3,914.25インドルピーから上昇。1トラ当たりでは16万4,171.90インドルピーと、16万2,293.10インドルピーから上げた。FXStreetはまた、10グラム当たり14万0,754.20インドルピー、トロイオンス当たり43万7,791.70インドルピーとも算出している。これらの数値は、国際価格をUSD/INRを通じて現地通貨・単位に換算して作成したもので、発行時点で日次更新される。あくまで目安であり、現地での実勢価格は異なる場合がある。

金は価値の保存手段であると同時に「安全資産」として扱われ続けており、インフレや通貨下落に対するヘッジとして一般的に用いられる。最大の保有主体は中央銀行とされ、ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)は、2022年に中央銀行が約700億ドル相当の1,136トンを追加購入し、過去最大の年間購入となったと報告している。市場の関係性としては、米ドルおよび米国債との逆相関、金利動向やXAU/USDの変動への感応度が挙げられる。

インフレ、地政学、リスク回避資金の流入

足元の金価格上昇は、より広範な市場不安のシグナルと捉えられる。2026年4月の最新の米インフレ指標が予想外に3.1%へ上振れしたことで、物価上昇に対するヘッジとしての金の役割は、ポートフォリオ防衛の観点から一段と重要になっている。このインフレ圧力は、金の上昇トレンドが強いファンダメンタルズに支えられていることを示唆する。

また、地政学的緊張がくすぶる中、安全資産としての地位も追い風となっている。過去1カ月に南シナ海で海軍の警戒活動が強化されていることは、資金が実物資産へ向かいやすい不確実性を生み出している。歴史的に金はこうした環境で上昇しやすく、過去の国際不安の局面と同様の値動きが意識される。

中央銀行需要とドル見通し

中央銀行による需要は、金価格の下値を固める要因として続いている。WGCの新たなデータによれば、世界の中央銀行は2026年第1四半期に合計290トンを外貨準備に追加し、年初としては2013年以降で最も強いスタートとなった。新興国を中心とした継続的な買いは、戦略的な「脱ドル化」の流れを示しており、今後も続くと見込まれる。

金は米ドルと逆相関の関係にあるため、米連邦準備制度理事会(FRB)のハト派的なシグナルが注視される。2026年5月の米雇用統計が予想を下回れば、FRBが将来的な利下げを検討せざるを得ないとの観測が強まり、ドル安を通じて金の上昇余地を広げる可能性がある。今後数週間の戦略としては、金先物でコールオプションの買い、またはブル・コール・スプレッドの活用が、この潜在的な動きをトレードするうえで有利な手段になり得る。

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