NZD/USDは月曜、序盤に0.5822近辺まで下げた後、0.5860前後へ反発し、前日比0.35%高となった。米ドルが弱含み、米ドル指数(DXY、主要通貨に対するドルの総合的な強さを示す指数)は0.14%安の99.15近辺で推移した。
中国の4月指標が、序盤の材料となった。小売売上高(個人消費の動向を示す指標)は前年同月比0.2%増と、前回の1.7%増から減速し、市場予想の2%も下回った。
中国指標がNZドル(キウイ)を圧迫
鉱工業生産(工場などの生産活動を示す指標)は前年同月比4.1%増と、前回の5.7%増から鈍化し、市場予想の5.9%も下回った。これらの発表直後は、中国関連需要の影響を受けやすいニュージーランドドルが売られ、NZD/USDの重しとなった。
その後、欧州時間に米ドルが反落したことで、NZD/USDは持ち直した。米ドルは直前まで数日続伸していたが、その背景には米国債利回り(米国政府が発行する債券の利回りで、金利の目安)上昇と、米連邦準備制度理事会(FRB、米国の中央銀行)による金融引き締め観測があった。
米10年国債利回り(長期金利の代表指標)は最近の上昇を受け、2025年初以来の高水準にある。市場は中東情勢も注視しており、ドナルド・トランプ米大統領のイランに関する発言や、パキスタンの仲介による協議にも関心が集まっている。
イランとオマーンの技術チーム(実務担当者)は先週、オマーンでホルムズ海峡(中東の重要な海上輸送ルート)を安全に通航する枠組みについて協議した。これが市場心理の支えとなった。