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スコシアバンクのストラテジスト:ユーロは対ドルで横ばい、インフレ懸念とECBのタカ派姿勢でEUR/USDはレンジ相場に

by VT Markets
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May 5, 2026

ユーロは火曜日、米ドルに対して横ばいとなり、EUR/USDは狭いレンジ内での推移が続いた。全体の取引環境がまちまちの中、方向感が出にくかった。直近2カ月は、「リスクオン(投資家が株式などリスク資産を買う局面)」と「リスクオフ(安全資産を選好する局面)」の切り替えが値動きを左右する場面が多かった。

この日は新たな経済指標の発表はなく、欧州中央銀行(ECB)の発言は引き続きタカ派(利上げなど金融引き締めに前向き)だった。ECBは、戦争・紛争の長期化がインフレ対応のために必要な引き締め(政策金利の引き上げなど)の規模に影響すると関連付けた。市場の織り込み(金融市場が予想として価格に反映している内容)では、6月までに0.25%(25bp=0.25%ポイント)の利上げが1回弱、12月までに合計0.75%(75bp)超の利上げが見込まれている。

Range Bound Euro Dollar Trading

金利差(米国債と独国債などの利回りの差)は、直近レンジの中央付近へ戻った。投資家心理を示す指標では、ユーロへの支持がやや弱まったことが示された。オプション市場(将来の一定期間に、あらかじめ決めた価格で売買できる権利を取引する市場)でも、ユーロ安に備える保険コスト(下落リスクに備えるためのプレミアム)が小幅に積み上がった。

テクニカル(値動きから相場を判断する手法)の観点では、先週一時1.1750を上抜けた後、再び中立的な地合いに戻った。RSI(相対力指数:買われ過ぎ・売られ過ぎを示す代表的な指標)は50へ戻り、200日移動平均線(過去200日間の平均値で中長期の方向性を示す目安)である1.1677は、終値ベースで重要な下値の支えとして意識されている。

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