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リスク回避でポンド/ドルは0.35%安、乱高下の末に1.3600で上値を抑えられ1.3530近辺で終了

by VT Markets
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May 5, 2026

GBP/USDは月曜、1.3600で上値が抑えられた後に下落し、前日比約0.35%安の1.3530近辺となった。一時、当日の安値として1.3510近辺まで下げた。金曜のニューヨーク時間には1.3650を上回っていたが、買いの勢い(値動きを押し上げる力)が弱まり、上昇は続かなかった。

イングランド銀行(英中銀)の金融政策委員会(MPC)は、政策金利(Bank Rate)を3.75%に据え置くことを8対1で決定した。ヒュー・ピル氏は0.25%(25bp=0.25%ポイント)の利上げを支持した。ほかの4人は、エネルギー価格の急変などの影響(エネルギーショック)が強まれば、今後の会合で利上げを支持する可能性を示した。今週の英国の重要指標発表は少ない。

Us Data In Focus

米国では、金曜の雇用統計(Non-Farm Payrolls=農業分野を除く雇用者数)が焦点となる。予想は前回の+17.8万人に対し+6.0万人、失業率は4.3%と見込まれている。火曜にISM非製造業景気指数(Services PMI=サービス業の景況感を示す指数)とJOLTS(求人件数統計)があり、水曜はADP雇用統計(民間の雇用者数推計)が控える。

15分足(15分ごとの値動きのチャート)ではGBP/USDは1.3532で、この日の始値1.3582を下回った。ストキャスティクスRSI(買われ過ぎ・売られ過ぎを示す短期の勢い指標)は47近辺。日足(1日ごとのチャート)では、50日EMA(指数平滑移動平均=直近の値動きを重視した移動平均)1.3456と200日EMA1.3367を上回って推移し、ストキャスティクスRSIは49近辺。1.3367を割り込むと、目先の形勢は弱まりやすい。

Volatility And Strategy

この状況を踏まえると、GBP/USDのインプライド・ボラティリティ(オプション価格から逆算される予想変動率)は数カ月ぶりの低水準まで低下し、1カ月物オプションは足元で約6.5%が織り込まれている。これは、今後数週間の値動きが小さくなるとの見方を示す一方、オプション(一定期間に決められた価格で買う・売る権利)を相対的に低コストで買いやすい局面でもある。想定外のレンジ離れ(一定の範囲からの急な上抜け・下抜け)に備えた保険としての買い、またはブレイクを狙う構えが考えられる。

ペアが1.2900を下回ってもみ合う中、レンジ相場や緩やかな下落で有利になりやすい戦略が選択肢となる。例えば、1.2950より上の水準でアウト・オブ・ザ・マネー(現値から離れ、現時点では利益が出にくい)コールのコール・スプレッド売り(複数のコールを組み合わせて受け取るプレミアム=オプション料を狙う手法)は、米景気の底堅さがポンドの大きな上昇を抑えるとの見方に基づく形となる。別の方法として、プット(売る権利)の買いは、1.2700近辺の下値支持線(サポート)に向けた下落に備える低コストの手段となり得る。

2025年時点の見立てでは50日移動平均が下値を支える点が意識されていたが、現在も同様に重要だ。足元でその水準は1.2810近辺にあり、ここを割り込むと追加の売りが出やすくなる。弱気の建玉(下落を見込む持ち高)を増やす判断材料、またはオプション売り手がリスク管理を強める目安として注視したい。

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