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ドル高とホルムズ海峡リスクが需要を抑制し、金は4,800ドルを下回る水準で3日続落

by VT Markets
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Apr 17, 2026

金(ゴールド)相場は金曜、欧州時間序盤の取引で3日連続で4,800ドルを下回った。中東情勢をめぐる外交的な動きは続く一方、米国がイランの港を封鎖する「海上封鎖」(軍艦などで出入りを制限する措置)を行っていることから米・イラン間の緊張は残り、米ドルが買われやすく、金の重しとなった。

イスラエルとレバノンの10日間の停戦により、市場心理(投資家のリスクの取りやすさ)が改善した。トランプ米大統領は木曜、イランは合意に近いと述べた。ウォール・ストリート・ジャーナルは、両国が新たな協議を行うことで原則合意したと報じたが、日時や場所は決まっていない。

今週発表された米生産者物価指数(PPI:企業が受け取る価格の変化を示し、物価上昇圧力の手がかりとなる統計)が弱く、エネルギー価格上昇に伴うインフレ懸念が後退した。市場では年末までに米連邦準備制度理事会(FRB:米国の中央銀行)が利下げする確率を約30%と見込んでおり、ドルが2月下旬以来の安値から反発する動きは限定的となった。これが金の下値を支え、4,768~4,767ドル付近から持ち直した。

金曜は重要な米経済指標の発表が少ないため、連邦公開市場委員会(FOMC:FRBが金融政策を決める会合)の主要メンバーの発言に注目が集まる。市場は週末に米・イラン協議が行われる可能性も警戒している。なお、金は週足で4週連続の小幅高となる方向だ。

テクニカル面では、金は「200期間・4時間足の単純移動平均線(SMA:一定期間の価格の平均を線にした指標)」を上抜けできなかった。下方向の圧力を強めるには、4,765ドルを明確に下回る売りが続く必要がある。相対力指数(RSI:買われ過ぎ・売られ過ぎを示す指標)は50近辺、MACD(移動平均を使った勢いの指標)はゼロ未満。上値抵抗は4,814ドル、4,912ドル付近で、下値の目安は4,759ドル、4,606ドル、4,416ドルが意識される。

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