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AUD/USDが0.7173へ上昇、休戦観測でリスク選好が強まる一方、WTIは91ドル超を維持

by VT Markets
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Apr 16, 2026

AUD/USDは水曜日、リスク選好(投資家がリスク資産を買いやすくなる状態)の改善を受けて0.72%上昇し、0.7173となった。WTI(米国産原油の代表的な先物指標)は91ドルを上回って推移したが、下落率は約0.80%。原油価格の変動(ボラティリティ=価格の振れの大きさ)が落ち着いたことが豪ドルを下支えした。

米国のドナルド・トランプ大統領は戦争について「終結が近い」と述べた。ブルームバーグは、停戦(戦闘を一時的に止めること)延長が2週間になる可能性のうわさを報じた。一方でトランプ氏は協議が続いているとして、延長は不要かもしれないとした。

米連邦準備制度理事会(FRB)の地区連銀経済報告(ベージュブック:全米の景況感をまとめた報告)は、経済活動が増加し、雇用はおおむね横ばいだったとした。また中東情勢を「不確実性(先行きが読みにくいこと)の大きな要因」と位置づけ、雇用、価格設定、設備投資に影響していると指摘した。

ベージュブックはインフレを「緩やか」としたが、3月の米生産者物価指数(PPI:企業間取引の物価、川上の物価)は前年比4%だった。これにより、市場は2026年に向けた金融政策(政策金利の方向性)に神経質になっている。

セントルイス連銀のアルベルト・ムサレム総裁は、原油高がコアインフレ(食品・エネルギーなど変動の大きい品目を除いた物価)に波及する可能性に言及。基調インフレは3%をやや下回るか、おおむね3%程度とした。豪州の3月雇用統計は、就業者数が2万人増、失業率は4.3%が見込まれている。

市場は年末までに豪準備銀行(RBA:豪州の中央銀行)が少なくとも54ベーシスポイント(bp=0.01%)の利上げを行うと織り込み、25bp利上げ2回を示唆。次回会合での利上げ確率は66%とされる。テクニカル面では、サポート(下値の節目)は0.7043と0.7037付近、RSI(相対力指数=値動きの強弱を示す指標、期間14) は66付近、レジスタンス(上値の節目)は0.7440、0.7685、0.8015近辺が意識される。

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