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豪ドル/米ドルは0.6960近辺でもみ合い、豪インフレ指標の強弱まちまち、原油の変動、RBA(豪準備銀行)見通しで市場心理が不安定でした

by VT Markets
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Mar 26, 2026
AUD/USDは、豪インフレ指標の強弱まちまちな結果と世界的なリスクセンチメントの変化を市場が見極めるなか、0.6960近辺まで下落でした。NY時間にかけて0.6962近辺で推移し、前日につけた下押し後も短期的な値動きは慎重姿勢が続いている状況でした。 豪州の2月CPI(総合)は前年比で約3.7%へ鈍化でした。一方、RBAトリム平均CPIは前月比0.2%、前年比3.3%へ上昇し、基調インフレ率はRBAの目標をなお上回っている内容でした。

要点

イラン戦争を巡る原油価格の変動がインフレ見通しに不透明感をもたらし、RBAが金融引き締め姿勢を維持するとの見方を下支えでした。米ドルは、FRBの慎重姿勢とインフレ懸念の継続を背景に底堅さを保っている状況でした。 4時間足では、AUD/USDは20期・100期SMAを下回って推移し、両移動平均線とも下向きでした。RSIは40近辺で推移し、強い売り加速というよりも緩やかな弱気バイアスを示唆でした。 上値抵抗は0.6964および0.6972でした。下値支持は0.6959および0.6944で、0.6944を明確に割り込む場合は一段安の契機になり得るとの見方でした。 AUD/USDは、相反する材料が交錯するなかでレンジ内でもみ合いが続き、上値の重さが意識される展開でした。豪準備銀行(RBA)は、ブレント原油が一貫して1バレル=105ドル超で推移していることから再びインフレ再燃が警戒され、タカ派スタンス維持への圧力が強い状況でした。RBAは過去4会合でキャッシュレートを4.60%に据え置いており、当面は緩和に動きにくい姿勢を示している状況でした。

Strategy And Volatility Setup

豪2月CPIの前年比3.7%は一時的な鈍化として受け止められ、むしろエネルギーコスト上昇という背景のもとでは限定的な材料とみられていました。基調的なインフレ圧力は豪ドルを下支えし、大幅な下落を回避させる要因でした。現時点で市場は、第3四半期以前のRBA利下げ確率をゼロに近い水準で織り込んでいる状況でした。 一方、米ドルはFRBの慎重姿勢を背景に支えられていました。米コアPCEは直近で3.1%となり、FRB目標の2%を上回る粘着的なインフレが意識されていました。さらに2月の非農業部門雇用者数(NFP)は25万人増と強く、FRBが利下げを急がないとの見方を補強し、米ドルの底堅さにつながっている状況でした。 こうしたファンダメンタルズの綱引きから、今後数週間でボラティリティが高まりやすい地合いでした。0.6972の抵抗線を前に値動きが収れんしていることから、ブレイクアウト局面を想定した戦略が意識されやすい状況でした。米ドル高が持続して下方向に動くシナリオでは、0.6944の支持線を下回る行使価格のプットオプションを用いたポジショニングが選択肢になり得るとの見方でした。 2025年を振り返ると、本通貨ペアは中銀見通しの変化に沿って0.6500〜0.7100近辺の広いレンジで推移し、センチメントが急変し得ることが確認された局面でした。その経験からも、足元のようなタイトな持ち合い局面ではロング・ボラティリティ志向が意識されやすい状況でした。特に4月上旬に主要経済指標の発表が控えるなか、現在の収れんが長続きしにくいとの見方でした。

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