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豪失業率、パート採用急増で4.6%に上昇 豪ドルに下押し圧力

by VT Markets
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Sep 24, 2026

豪州統計局(ABS)によると、オーストラリアの8月失業率は4.6%と、7月の4.5%から小幅に上昇し、市場予想(4.5%)も上回った。雇用者数は、7月の減少幅が15.9K(改定)となった後、8月に39.5K増となり、市場予想の20K増を上回った。労働参加率は66.9%から67.1%へ上昇した。内訳では、フルタイム雇用が(7月の14.9K増=改定後を受け)6.3K減少した一方、パートタイム雇用は(7月の30.8K減=改定後に続き)45.8K増加。総労働時間は、7月に14百万時間減少した後、8月に14百万時間増加した。前年比伸び率は、雇用者数が1.6%、総労働時間が1.7%だった。

市場では、AUD/USDは当日0.18%安の0.7026。発表前の予想は、失業率4.5%で横ばい、雇用者数は(当初報告で)15.8K減の後に20K増、参加率は66.9%だった。豪準備銀行(RBA)は8月、政策金利(オフィシャル・キャッシュ・レート)を4.35%に据え置いた。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)の政策金利は3.75%〜4.00%のレンジに設定されている。

労働市場は基調の弱さを示唆

オーストラリアの労働市場には基調的な弱さの兆しが見られる。雇用者数が39.5K増と一見堅調であるにもかかわらず、失業率は4.6%へ上昇したためだ。パートタイムが45.8K増と大きく伸びる一方、フルタイムは6.3K減少しており、雇用主側がより慎重になっていることを示している。デリバティブ取引の観点では、雇用増を受けた初期のポジティブ反応はミスリードとなり得て、豪ドル(AUD)に対する弱気見通しは十分に正当化される。

金融政策の方向性の違いとAUD/USD見通し

この見方を補強する材料として、RBAが政策金利を4.35%で据え置く一方、FRBはタカ派姿勢を維持し、政策金利が3.75%〜4.00%のレンジにあることで米ドルを下支えしている点が挙げられる。こうした金融政策スタンスの乖離拡大により、今後数週間にかけてAUD/USDには下押し圧力が続くとの見方が強まる。

直近の市場データもこの弱気センチメントを裏付けており、AUD/USDは重要な心理的節目である0.7000に向けて下落している。テクニカル指標では、20日単純移動平均(SMA)の0.7160を明確に下回って推移しており、売り圧力の強まりを示唆する。0.7030の下値支持が割り込まれた場合、次の即時的なサポートとして0.6970近辺を視野に、ショート主体のデリバティブ戦略に注力することを推奨する。

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