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英ポンド安、米PCEインフレの高止まりでドル高 FRB利上げ観測に注目

by VT Markets
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Aug 27, 2026

ポンドは水曜日に0.39%下落した。米インフレ指標を受けて米連邦準備制度理事会(FRB)の追加引き締め観測が残るなか、ドルが持ち直したためだ。GBP/USDは1.3651まで上昇した後、1.3600を割り込んだ。7月のコアPCE(個人消費支出)物価指数は前年比3.3%と横ばい、総合PCEは前年比3.7%で、市場予想の3.6%を上回った。ほかにも、米GDPは2026年4-6月期に年率1.5%増と拡大し、耐久財受注は6月の0.5%増に続き前月比1.1%増となった。

これらの発表を受け、ドル指数(DXY)は0.27%高の99.17、米10年債利回りは4bp上昇の4.664%となった。マネーマーケットでは9月利上げ確率が39%と見積もられ、12月までに計27bpの引き締めが織り込まれている(25bp利上げの確率は74%)。英国の重要指標発表が予定されていないため、市場の関心は米新規失業保険申請件数、米ミシガン大学消費者信頼感指数、ケビン・ウォーシュ氏のジャクソンホール講演へ移る。テクニカル面では、GBP/USDは1.3594近辺で推移し、1.3410付近に位置する50日・100日・200日移動平均線(SMA)の集積を上回っている。RSIは60近辺。上値抵抗は1.3628および1.3676、下値支持は1.3490、その後は1.3410〜1.3390。

ジャクソンホール前後のGBP/USD取引戦略

デリバティブ取引者には、今後予定されるジャクソンホールでの講演を控え、GBP/USDでオプションのストラドルを用いて短期的なボラティリティに備えることを推奨する。総合PCEインフレ率が前年比3.7%と粘着的に推移しているため、タカ派的な発言が出れば、通貨ペアは1.3500を割り込む展開になりやすい。逆にハト派的なトーンとなれば、直近高値の1.3651に向けた安心感の広がり(リリーフ・ラリー)を誘発する可能性がある。

テクニカルの観点からは、今回の小幅な押しは買い場と捉えたい。英ポンドは依然として1.3410近辺の主要移動平均線を明確に上回って推移しているためだ。広い意味での上昇モメンタムを捉える目的で、1.3490のサポート水準への下押し局面ではコールオプションの買いを提案する。この構図は過去の傾向から買い手に分があることが多く、RSIも60前後と健全で過熱感のない水準にある。

FRB政策金利見通しの上振れ局面での債券投資機会

債券市場では、利上げ観測の強まりを活かし、12月限の米国債先物のショート、または債券ETFのプット購入が選択肢となる。マネーマーケットはすでに、12月までにFRBが25bp利上げを実施する確率を74%と高く織り込んでいる。このタカ派的な見通しは、耐久財受注が市場予想を大きく上回り前月比1.1%増と伸びたことなど、堅調な米経済指標に強く支えられている。

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