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英ポンド、2カ月ぶり安値 米PMIと原油急騰でドル高、FRB利上げ観測強まる

by VT Markets
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Sep 24, 2026

ポンドは水曜日、対米ドルで0.70%超下落し、GBP/USDは1.3253と、7月1日以来の低水準となった。米国の企業景況調査が改善したことに加え、米国によるディーゼル輸出禁止への警戒から原油価格が上昇し、ドル(グリーンバック)を下支えした。米ドル指数(DXY)は0.52%上昇し、7月30日以来初めて101.00を上回った。

S&Pグローバルの9月速報値では、製造業PMIが57へ上昇し、予想(53.5)および8月(53.9)を上回った。サービス業PMIは56.5から58.7へ上昇し、総合PMIも56から58.4へと改善した。別途、FRBのマイケル・バー理事は、インフレ率を2%に戻すため追加利上げが必要となる可能性があると述べた。Prime Terminalによれば、マネーマーケットは10月のFRB利上げのインプライド確率を、前日の52%から70%へ引き上げた。英国ではS&Pグローバルのデータが製造業・サービス業とも拡大を示したものの、前月比では伸びが鈍化。経済日程には英中銀(BoE)関係者発言および9月GfK消費者信頼感が含まれ、米国側はFRB関係者発言、失業保険申請件数、ベス・ハマックおよびアンナ・ポールソンのコメントが予定されている。

GBP/USDの見通しとトレーディング戦略

デリバティブ取引を行う投資家には、向こう数週間のGBP/USDの下押し圧力継続を見込んだポジショニングを推奨したい。相場は1.3476近辺の主要移動平均線を下抜けており、中期モメンタムは明確に弱気へ転じた。日足RSIが26と売られ過ぎを示している局面でも、「押し目買い」より短期的な戻り局面の売りを優先すべきだ。

米ドル指数は101.00の節目を上抜け、強いPMIが10月利上げ期待を70%へと押し上げている。過去の傾向では、FRBがタカ派姿勢を維持する一方で欧州の成長が鈍化する局面では、ドル高がその後30日間で平均1.8%進行することが多い。この乖離を活用する戦略として、アウト・オブ・ザ・マネー(OTM)のUSDコールオプション買いが有効とみる。

エネルギー市場の追い風とテクニカル・ポジショニング

加えて、米国のディーゼル輸出規制の可能性を背景とした原油高が、ドルに強い追い風となっている。足元の世界エネルギーデータでは、中間留分在庫が過去5年平均を約8%下回る水準で推移しており、原油価格が高止まりする可能性を示唆する。インフレ主導のドル高に備えるヘッジとして、エネルギー商品に対するコールオプションのロング構築を推奨する。

テクニカル面では、上値の重要レジスタンスである1.3333付近への自律反発は、強い戻り売りを誘いやすい。RSIが30を下回るような売られ過ぎシグナルは、即時のトレンド転換というより一時的な下げ止まりをもたらすケースが多い。次の下落局面を取りにいきつつ損失リスクを厳格に限定する手段として、GBP/USDのベア・プット・スプレッドの活用を推奨する。

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