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ポンド、5週間ぶり安値に下落 FRB利上げ観測と長期金利上昇でドル高

by VT Markets
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Sep 15, 2026

GBP/USDは5週間ぶり安値の1.3464まで下落した後に下げ幅を縮小したが、英米の経済指標予定が薄いなかで今週の金融政策決定に市場の関心が集中し、1.3492と前日比0.23%安となった。原油は、フーシ派によるサウジアラビアへの攻撃で東西パイプラインが損傷し急騰した。当局は予防措置として同ラインを停止したが、同パイプラインの輸送能力は日量約700万バレルとされる。一方、先週の米インフレ指標と供給リスクを背景に米10年国債利回りは2023年以来初めて5%を上回り、米ドル指数(DXY)は0.39%高の99.47となった。

金利見通しは米連邦準備制度理事会(FRB)寄りで、市場の織り込みは水曜日に3.50%-3.75%から3.75%-4.00%へ引き上げを示唆。Prime Terminalは利上げ確率を93%、据え置きを7%とした。英中銀(BOE)は、7月GDPが前月比0.3%増となった後、政策金利(バンクレート)を3.75%で据え置く見通し。先週の高値近辺1.3568から、英雇用統計(火曜日)、米ADP雇用者数(4週平均)、FOMCに注目が移るなか、通貨ペアは0.56%以上下落した。テクニカル面では、GBP/USDは単純移動平均線の“三本”が位置する1.3481と、上昇トレンドライン近辺の1.3472を上回って推移し、RSI(14)は45付近。上値抵抗は1.3688、下値支持は1.3461と1.3353が意識された。

利回り格差とGBP/USDへの下押し圧力

当社は、デリバティブ取引参加者は今後数週間にわたるGBP/USDの下押し圧力の継続に備えたポジショニングが有効と考える。FRBが政策金利を3.75%-4.00%レンジへ引き上げる可能性が高い一方、BOEは3.75%で据え置く公算が大きく、利回り格差の拡大は米ドルに強い追い風となる。歴史的にも、このように金融政策が乖離する局面では、高金利通貨に持続的な資金流入が生じやすい。

この流れを捉えるには、権利行使価格を1.3400水準に置く短期のポンド・プットオプションに注目したい。現状は1.3492近辺だが、重要なテクニカルサポートである1.3472を明確に下抜ければ、1.3353に向けて下落が加速する可能性がある。プットの購入は、下方リスクを限定しつつ、英ポンドが一段と軟化する局面で収益機会を最大化できる。

ドル高・ボラティリティ上昇局面の取引戦略

米10年国債利回りの急上昇にも注意が必要だ。エネルギーコストの上昇とインフレ懸念を背景に、同利回りは直近で5%の節目を上回った。これが米ドル指数(DXY)を0.39%高の99.47へ押し上げ、ドルの優勢なモメンタムを補強している。先物取引では、1.3570の上値抵抗をわずかに上回る水準にタイトなストップロスを置いたGBP/USDショートの維持が、リスク・リワードの観点で有効とみられる。

また、両中銀が政策決定を行う今週はインプライド・ボラティリティの上昇が見込まれる。高ボラ環境でのプレミアムコストを抑えるには、ベア型バーティカル・スプレッドの構築が選択肢となる。この戦略は資本保全を図りつつ、マクロ環境の格差拡大に伴う想定どおりのじり安局面からの収益化を狙える。

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