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ドル高が一服、FRBの利下げ判断を控え金は4,350ドル手前で上昇一服

by VT Markets
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Sep 16, 2026

金はアジア時間に小幅高を維持したものの、4,350ドルを下回る水準で推移した。米ドルは2週間ぶり高値を付けた後に伸び悩み、市場は水曜日後半に予定される米連邦準備制度理事会(FRB)の決定を前に慎重姿勢を崩していない。9月15〜16日の会合後、25bp(0.25%)の利上げが見込まれており、注目はドット・プロットを含む最新の経済・金利見通しと、FRBのケビン・ウォーシュ議長の記者会見に移る見通しだ。いずれも、短期的なドルの方向性と、利回りを生まない金の値動きを左右する重要材料となる。

原油主導のインフレリスクが引き締め観測を下支えした。原油価格は中東の供給途絶懸念を背景に5月20日以来の高値まで上昇。世界的な債券売りも進み、米10年国債利回りは2023年以来初めて5%を上回り、2007年以来の高水準となった。サウジアラビアはフーシ派の攻撃を受け、メッカやジッダを含む地域に安全情報を発出。米中央軍は、イランの海上貿易を封鎖する措置の下で、ホルムズ海峡を通過する商船103隻を迂回誘導したと発表した。テクニカル面では、金は50日移動平均線(SMA)を下回る局面でも底堅さを示し、7〜8月下落幅の50%戻しを上回って推移。MACDはマイナス圏、RSIは50をわずかに下回る。上値抵抗は4,413ドル、4,520ドル近辺。下値支持は4,326ドル、4,280ドル、4,240ドル、4,116ドル、3,959ドル付近とみられる。

FRB決定を前にしたデリバティブ戦略の検討

FRBが最新の政策金利を発表するのを前に、デリバティブ取引は本日、慎重な対応を推奨する。歴史的に、米10年国債利回りが5%を上回る局面では金に強い下押し圧力がかかりやすく、今回も再びその節目に到達した。足元のリスク管理として、相場がどちらに振れても急変動から収益機会を狙えるロング・ストラドル(同一行使価格のコールとプットを同時に買う)戦略の活用を提案する。

利回り上昇とドル高は通常、金に逆風となる一方、中東の地政学的対立が強い下支え要因となっている。過去のエネルギーショックのデータでは、ホルムズ海峡における供給リスクが原油と金の双方を急伸させるケースが確認されている。金が4,326ドルを上回って踏みとどまるようなら、次の上値抵抗に向けた上昇局面を狙い、アット・ザ・マネー近辺のコールオプション購入を推奨する。

テクニカルシグナルとトレード管理

テクニカル面では、RSIが50ラインをわずかに下回るにつれ、金の上昇モメンタムは鈍化している。重要な50日移動平均線の4,280ドルを下抜けると、4,240ドル、さらには4,116ドル方向への一段安を誘発する可能性がある。この弱気シナリオでは、既存のロングポジションのヘッジとして、プットオプションの購入やベア・プット・スプレッド(プットの買い+より低い行使価格のプット売り)の構築を選好する。

一方、中央銀行が利上げ停止を示唆する兆候が出れば、4,413ドルまでの急反発を誘発し得る。政策発表に伴う急変動で逆方向に巻き込まれないよう、ポジションサイズを抑えつつ、状況に応じた高い柔軟性を維持することを推奨する。

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