USD/CHFは木曜後半に反転高となり、リスクオフ局面で米ドルが持ち直し、米経済指標が強かったことも追い風に0.40%超上昇した。直近は0.8088と、当日安値0.8045から切り返し、3月31日高値がサポートに転じた0.8042(チャート上の支持線)を維持した。
テクニカル面では、この反発により広範な強気シナリオが維持されている。相対力指数(RSI)は一時50の中立ラインに触れた後に上向きへ転じ、モメンタムは60方向へ傾きつつある。0.8100を上抜ければ0.8171が視野に入り、その先は0.8250が意識される。一方、0.8100を再び割り込むようなら0.8000が焦点となり、さらに下では50日単純移動平均線(SMA)の0.7967、200日SMAの0.7919が控える。
主要レジスタンス水準周辺のオプション戦略
デリバティブ取引を手掛ける投資家には、今後数週間にわたりUSD/CHFの0.8100水準を、重要なブレイクアウトポイントとして注視するよう助言する。短期のコールオプションを行使価格0.8150で買う戦略は、同通貨ペアがこの目先の心理的節目を上抜けた場合に高いリターンが見込める。この戦略により、RSIの上昇が示す上方向のモメンタム回復を取り込みやすい。
金利差とリスク管理
この強気見通しは、米連邦準備制度理事会(FRB)とスイス国立銀行(SNB)の大きな金利差に強く支えられている。FRBが政策金利を4.75%近辺に維持し、SNBも足元で1.0%に据え置いていることから、3.75%の利回り優位が引き続き米ドルに追い風となる。こうしたキャリートレード妙味は、米国の経済指標が堅調な局面ではUSD/CHFの上方向バイアスを歴史的に下支えしてきた。
リスク管理としては、先物ポジションのストップロスを強いサポートである0.8042のすぐ下に設定することを提案する。反転して0.8000を割り込む場合、50日SMAの0.7967をターゲットとするプットオプションへ戦略を切り替えるべきだ。また、ブル・コール・スプレッドなどの仕組み型オプションを用いれば、0.8171や0.8250といった上位レジスタンスを狙いつつ、プレミアムコストを抑制できる。
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