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銀は86ドル台で下げ渋り、強気のブレイクアウトで90ドル目標 工業需要の堅調さとドル安が追い風

by VT Markets
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May 13, 2026

銀は火曜日、月曜日に7%超上昇した後、値動きが落ち着いた。0.69%高の86.58ドルと、日中安値83.05ドルから持ち直した。

テクニカル面では、3月の高値2点を結んだ「上値抵抗線(レジスタンス・トレンドライン=上昇を抑えやすい線)」を上抜けたことで、見方は「中立」から「中立〜上向き」に変化した。同線は77.00ドル近辺に位置する。

Silver Momentum Indicators

相対力指数(RSI=買われ過ぎ・売られ過ぎを示す指標)は上昇し、「買われ過ぎ」圏に近づいている。これは上昇の勢いが強まっていることを示す。

銀が87.00ドルを上抜ければ、90.00ドルを試す可能性がある。90.00ドルを超えると、3月2日の高値96.62ドル、その後は100.00ドルが意識される。

下方向では、83.06ドルまで反落すると、4月17日の日足高値(支持線=下げ止まりやすい水準)に注目が集まる。さらに下では、100日単純移動平均(100日SMA=直近100日平均の価格水準で、相場の基調をみる目安)が80.92ドル、50日単純移動平均(50日SMA)が76.99ドル、その後は70.00ドルが次の水準となる。

銀価格は、金利、米ドルの動き、需要、鉱山供給、リサイクル量の変化などの影響を受ける。また電子機器や太陽光発電(ソーラー)向けなど産業用途の需要にも左右され、金(ゴールド)と連動しやすい。金銀比(ゴールド/シルバー比率=金価格を銀価格で割った比率)は、両者の割安・割高を比べる際に用いられる。

Options Strategy Considerations

銀は、2025年初から注目していた重要な上値抵抗線を明確に上抜けし、方向感のない状態を脱した。足元では86.00ドルを上回って推移しており、もみ合い(一定の値幅で上下する展開)の後に買い手が主導権を握りつつあることを示す。RSIが買われ過ぎ水準に近いことも、買い圧力の強さを裏付ける。

トレーダーにとっては、上昇に賭けるコールオプション(買う権利)や、ブル・コール・スプレッド(上昇は見込むがコストと利益を限定する組み合わせ)の検討材料となる。87.00ドルをしっかり上抜ければ次の確認となり、心理的節目(意識されやすい丸い数字)の90.00ドルに道が開ける。直近の7%上昇は、より大きな上昇局面の起点となる可能性がある。

ただしリスク管理は重要で、83.00ドル近辺を注視したい。ここを割り込むと、上昇が失速しているサインとなる。その場合、下落に備えるプットオプション(売る権利)や、ベア・プット・スプレッド(下落に備えつつコストを抑える組み合わせ)で、100日移動平均(80.92ドル)付近への下押しに備える戦略が考えられる。

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