
香港のハイテク株は月曜、最近の調整(短期的な下落)で売られていた銘柄に資金が戻り反発した。幅広いハンセン指数は約1.6%上昇。センスタイム(商湯)は上期(1〜6月)の利益が人民元5億元〜7億元になる見通しを示し、ハイテク株高を主導した。テンセント、SMIC(中芯国際)、MiniMax、レノボも上昇し、投資家は中国の最新経済指標の発表を待っている。
ポイント
- HKTECHは4,790近辺で推移。中国株全体の反発と歩調を合わせ、香港のテック株が持ち直した。
- センスタイムは上場(株式市場で売買できるようにすること)後初の上期黒字見通しで上昇。テンセント、SMIC、MiniMax、レノボも高い。
- 市場は4,900の上値抵抗線(上がりにくい水準)と4,700の下値支持線(下げにくい水準)に注目。MACD(移動平均を使って勢いを測る指標)の勢いは弱まり始めている。
注目点
テック株は香港市場の持ち直しを牽引し、AI(人工知能)、半導体、大型インターネット関連に買いが広がった。
センスタイムは、上期利益が人民元5億元〜7億元になる見通しを示し約8.2%上昇。香港上場後で初の黒字となる可能性がある。テンセントは約1.3%高、SMICは3.3%高、MiniMaxは2.5%高、レノボは0.5%高だった。
反発は、中国の最新の景気関連指標の発表を前に起きた面もある。中国の主要株(代表的な大型株で構成される指数)は香港株とともに上昇。投資家は原油価格と地政学リスク(政治・安全保障が市場に与えるリスク)も注視している。
HKTECHは、指数が8月初旬の高値から調整した後、月曜の反発で再び勢いを取り戻せるかが焦点となる。
主な売買水準
- 5,000:心理的な節目(意識されやすい水準)で、直近の上限
- 4,900:目先の上値抵抗線
- 4,790:現在の売買レンジ
- 4,700:目先の下値支持線
- 4,600:下値支持線。直近でもみ合った水準
- 4,500:下値の目安
8月17日時点でHKTECHは4,790近辺。6月下旬〜7月上旬の安値から大きく戻し、その後7月に上昇したが、5,000手前で上値が重く、直近は調整していた。
MACDはゼロ(中立の水準)を上回る一方、直近はシグナル線(MACDの動きを平滑化した基準線)を下回った。上昇の勢いが弱まっていることを示す。
目先のレンジは、下値4,700〜上値4,900。
4,900を上抜ければ買いが強まり、5,000が再び意識されやすい。4,700を下回ると短期の形が崩れ、4,600に目線が移る。
強気・弱気の想定

強気の見方は、HKTECHが4,900を上回れば強まりやすい。上抜けが続けば、8月初旬に上値が重かった5,000が再び焦点となる。
弱気の見方は、4,700を下回れば強まりやすい。もみ合いが崩れ、4,600が意識される。下げが続けば4,500が次の目安となる。
免責事項
上記の価格水準や想定シナリオは執筆時点の筆者見解で、投資助言やVT Marketsによる公式推奨ではない。取引前に自身で分析し、損失を抑えるための管理を徹底したい。
チャート以外では、中国の最新経済指標、テック株の値動き、原油価格、地政学面の動きが焦点となる。中国と香港の株式は月曜に上昇し、中東情勢の緊張やホルムズ海峡(中東の重要な原油輸送ルート)を巡る不透明感で、原油関連のリスクが意識された。
ハンセンテック指数をCFDで取引
HKTECHは、ハンセンTECH指数に連動するCFD(差金決済取引:現物を保有せず価格差だけで損益を計算する取引)で、ハンセン指数よりも香港上場テック株の動きを集中的に捉えやすい。
HKTECHは香港上場のテック企業で構成されるため、AI(人工知能)、半導体、インターネット関連の投資家心理を、ハンセン指数より絞って把握できる。
VT Marketsのチャート機能で、支持線、抵抗線、勢い(トレンドの強さ)を確認しながら、次のHKTECHの動きに備えたい。
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TL;DR
なぜハンセンTECHは上昇しているのか?
香港のテック株が市場全体の戻りとともに回復し、AI(人工知能)、半導体、大型テック銘柄に買いが広がっている。
HKTECHで注目すべき水準は?
上値の中心は4,900。上抜ければ5,000が意識される。下値はまず4,700が重要な支持線。
ハンセンTECHは上昇を続けられるか?
HKTECHが4,900を超えて上昇基調を維持し、5,000に向かえば形は良くなる。ただしMACD(移動平均を使った勢いの指標)の勢いは直近のピークから弱まっている。
HKTECHが下落する要因は?
4,700を下回ると短期の形が弱まり、4,600が意識される。中国の経済指標、テック株の投資家心理、市場全体のリスク環境も材料となる。
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