ジョン・フォーチュンの週間FX見通し動画は、米ドルに対する主要FXペアを中心に幅広い市場をカバーしており、DXY(米ドル指数)をはじめ、EUR/USD、GBP/USD、USD/JPY、USD/CAD、USD/CHF、AUD/USD、NZD/USDを取り上げている。さらにクロス通貨ペアにも範囲を広げ、CHF/JPY、NZD/JPY、CAD/JPY、AUD/CHF、AUD/NZD、AUD/JPYも概況に含まれる。
対象は通貨にとどまらず、暗号資産とコモディティにも及び、BTC/USDおよびETH/USDに加え、金のXAU/USD、銀のXAG/USDを分析する。エネルギーはWTI原油を扱う。フォーチュンはGet Me Tradingのヘッドアナリストとされ、説明では金融市場で10年以上の経験を有し、毎週末に30以上の市場を対象とした週間FX見通しを提供していると記されている。
主要通貨・コモディティ・中央銀行動向
2026年9月末の最終局面を迎えるなか、中央銀行政策の変化を背景に主要通貨ペアではボラティリティの高まりが確認されている。米連邦準備制度理事会(FRB)が景気下支えのため利下げ局面を継続するなか、米ドル指数(DXY)には下押し圧力がかかり、100.50近辺でもみ合っている。デリバティブ取引の観点では、ドル安基調はEUR/USDやGBP/USDといった主要通貨での買い機会を探るサインになり得る。
EUR/USDでは強い上昇モメンタムが見られ、ユーロ圏の経済指標が安定化するなか、レートは1.1250方向へ向かっている。一般に、FRBが利下げを進める一方で欧州中央銀行(ECB)がより慎重なスタンスを維持する局面では、ユーロが相対的に優位になりやすい。上昇トレンドが数カ月ぶり高値圏を試す局面では、タイトなストップロス設定と、心理的節目となるレジスタンス水準を目標に据えることを推奨する。
コモディティでは金(XAU/USD)が中心テーマであり、地政学的緊張の継続と実質金利の低下を背景に、1オンス=2,650ドルの過去最高値圏近辺で推移している。金は金融緩和局面で堅調となりやすい歴史があるため、小幅な押し目ではロング優位のスタンスが望ましいとみる。銀(XAG/USD)も相関の強さを示しつつ31.50ドルを上抜けており、貴金属市場での値幅取りを狙う向きには、より高ベータの選択肢となり得る。
暗号資産市場の動向と見通し
暗号資産市場に目を移すと、ビットコイン(BTC/USD)は変動の大きかった第3四半期を経て、6万4,000ドル付近で持ち合いの兆候を示している。現物ETFを通じた機関投資家の資金流入は週平均1億5,000万ドルで安定しており、歴史的に強含みやすい第4四半期に入るにつれて、上放れの可能性が高まると見込む。短期的な清算(リクイデーション)リスクに備えてオプション戦略でヘッジを行いながら、ビットコインおよびイーサリアムの双方に対して基調としては上方向を意識したスタンスを提案する。
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