米ドル/円は157.30円台を試した後も下値を支えられ、UOBは目先の取引レンジが156.90〜157.80円にとどまると見ている。米ドル/円は157.52円まで上昇し、終値は157.36円(前日比+0.32%)。ただし同行は、日中想定レンジ内で一段高となる余地はあるものの、モメンタムの追随は限定的と判断している。
1〜3週間の見通しでは、UOBはドルに対して引き続き建設的なスタンスを維持。9月17日にスポットを156.05円として言及した後、相場は158.05円まで上伸した。もっとも、買われ過ぎの状態が上値を抑え、158.40円近辺で上昇が抑制される見込みだ。米ドルが156.20円を上回って推移する限り、強気の地合いは維持されるとしている。
テクニカル見通しと取引レンジ
米ドル/円は直近の158.05円までの急伸後、156.90〜157.80円のレンジで持ち合う展開となっており、目先のレンジ境界は明確だ。大局的な上昇モメンタムは健全な一方、日足では買われ過ぎのシグナルが点灯している。デリバティブ投資家は高値圏でのドル高追随を避け、レンジ取りを基本戦略とすべきだ。
戦略とファンダメンタルズ上の注意点
オプション取引では、想定される持ち合いを収益機会とする短期のレンジ戦略(例:アイアン・コンドル)を検討したい。現物や先物では、156.90円近辺のサポートで押し目買いを行い、156.20円割れに厳格なストップロスを置くことで、リスク・リワードの良好な取引が見込める。上値は158.40円の主要レジスタンスに接近するにつれて、強い売り圧力が出やすいと予想される。
こうした慎重姿勢は過去データにも裏付けられる。とりわけ2024年半ば、相場が160.00円を突破した局面で、日本当局が総額9.8兆円規模の市場介入を実施した点は重要だ。さらに日銀が政策金利を0.25%に据え置くなか、金利差は過去数年ほど急速には拡大していない。これらのファンダメンタルズ要因は、今後数週間にわたり上値が158.40円未満に抑えられやすいことを強く示唆している。
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