
要点
- 中国株指数「China50」は46ポイント(0.32%)上昇。9月24日のトランプ米大統領と習近平国家主席(トランプ・習会談)を前に買いが入った。
- 中国株は1%上昇。会談で通商協議が前進するとの期待から、ハイテク株や半導体株が相場を押し上げた。
- 中国の貿易黒字(輸出が輸入を上回る差額)は、輸出の増加を背景に、2年連続で1兆ドル超となる見通し。
- 人民元は9月21日に1ドル=6.6957元まで上昇(元高・ドル安)。2023年以来の高値で、中国株指数の下支え要因となった。
市場の動き
China50は14,457近辺で推移し、0.32%高。日中値幅(その日の取引時間中の値動きの幅)は限定的だった。
指数は14,448近辺から持ち直し、じり高となった。14,456を上抜けようとする動きが複数回みられ、直近の上昇で14,458付近まで上伸した。
中国株全体では、不動産株やハイテク株がけん引。米中が「貿易休戦」(関税引き上げなどの応酬を当面抑える合意)を延長するとの期待が相場を支えた。
注目点
焦点は、9月24日にワシントンで開かれるトランプ氏と習氏の会談。
会談では、2025年に合意した貿易休戦を維持できるかが主要テーマになる見通し。大きな妥結(包括合意)への期待は限定的で、議論は貿易の安定維持、関税(輸入品にかける税)、AI(人工知能)に集中しやすい。
中国の輸出動向も重要な背景だ。貿易黒字は2年連続で1兆ドル超が視野に入る一方、国内では需要の弱さが続き、不動産市況の低迷も長期化している。
注目水準(売買の目安)
| 水準 | テクニカル面での意味(価格の節目として意識されやすい理由) |
| 14,514 | 当日高値・上値抵抗(上昇が止まりやすい水準) |
| 14,460 | 目先の上抜けの分岐点 |
| 14,456-14,458 | 直近の上値抵抗/現在の中心レンジ |
| 14,452 | 日中の最初の下値支持(下げ止まりやすい水準) |
| 14,448 | 短期的に何度も意識された下値支持 |
| 14,421 | 寄り付き(取引開始時の水準) |
| 14,396 | 当日安値・下値支持 |
China50はモメンタム(値動きの勢い)が緩やかに改善。安値圏から戻し、短期移動平均線(一定期間の平均値で、方向感を見やすくする指標)も上向きになっている。値動きはなお落ち着いており、次の材料待ちの状態といえる。
強気・弱気のシナリオ

| 想定 | 条件(きっかけ) | 注目水準 |
| 強気 | 14,452を維持し、14,460を上抜け | 14,460 → 14,480 → 14,514 |
| 弱気 | 14,448を再び下回る | 14,421 → 14,396 |
強気シナリオでは、14,460を明確に上回って推移できれば、安値切り上げの流れが続き、当日高値の14,514が再び意識されやすい。
弱気シナリオでは、14,448を下抜けると直近の戻り基調が弱まる。次は寄り付きの14,421、その後に当日安値の14,396が目安となる。
China50の見通し
貿易休戦の継続が示されれば、通商政策を巡る不透明感が和らぎ、中国・香港株(株式)の底堅さや上昇余地につながり得る。
一方、関税や技術分野などで対立が再燃すれば、相場の振れ(ボラティリティ=価格変動の大きさ)が増し、下押し圧力となる可能性がある。
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