AUD/USDはUOBの想定以上に急落し、同行が0.7140の試しを見込み、0.7120に主要サポートが控えている可能性を低く見ていたなかで0.7109まで下落した。この動きにより短期的な需給は売られ過ぎの状態となり、UOBは当面の取引で0.7110~0.7155のレンジでの持ち合い余地があるとみている。従来の下値の目安は0.7120だった。
1~3週間の時間軸では、UOBは引き続き下方バイアスを維持している。この見方は9月11日(スポット0.7160)に採用したもの。同行は0.7100を重要な閾値と位置づけ、同水準を終値で明確に下回れば0.7050方向への下げが開けるとしている。上値ではレジスタンスを0.7175(従来0.7210から引き下げ)とし、AUDがこの抵抗線を下回る限り、0.7100割れで引ける可能性が残ると示唆している。
短期テクニカル見通しとトレーディング戦略
豪ドルは、想定以上の下落で0.7109まで値を下げた後、対米ドルで重要サポートである0.7100の直上でもみ合っており、当局面を注視している。短期テクニカル指標が一時的な売られ過ぎを示していることから、今後数日間は0.7110~0.7155の範囲で短期的な持ち合い(調整)となる公算が大きい。デリバティブ市場のトレーダーは、この一時的な「息継ぎ」を利用して戦術的なショート(戻り売り)を構築しつつ、強い上値抵抗となる0.7175の水準を厳格に監視したい。
マクロ要因と戦術的提言
通貨への下押し圧力は、豪インフレ率が2.7%へ鈍化したとの最近のデータとも整合的で、豪準備銀行(RBA)に金融政策の緩和を検討する圧力が強まりやすい。一方、米ドルは堅調な労働市場に支えられており、直近の米非農業部門雇用者数(NFP)が予想を上回って16万人超の増加となった。過去の類似したテクニカル局面では、0.7100を明確に割り込むと、心理的節目の0.7000に向けて下落が加速しやすいことが示されている。
今後1~3週間では、0.7100割れ(ブレイクダウン)で恩恵を受ける戦略を優先することを推奨する。日次終値でこの重要水準を下回れば、次の主要サポートである0.7050へ向けた一段安を誘発する可能性が高い。リスク管理としては、プットオプションの購入や先物でのショート構築を検討し、0.7175のレジスタンスを明確な無効化(損切り)水準として厳格に運用したい。
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