ポイント
- 含み損益(Floating PnL)は、未決済(まだ決済していない)取引の「確定していない損益」です。
- 有効証拠金(Equity)は、口座残高に含み損益を反映した、現時点の口座価値です。
- 証拠金維持率(Margin level)は、有効証拠金が必要証拠金(建玉を維持するために拘束されている証拠金)に対してどの程度余裕があるかを示します。
- これらはVT Marketsアプリでリアルタイムに確認できます。
- 証拠金維持率が低下すると、マージンコール(警告)や、ロスカット(強制決済)により建玉が自動的に決済される可能性があります。
- ポジション量(取引数量)、レバレッジ、余剰証拠金(Free Margin=未使用の余力)を管理することでリスクを抑えられます。
取引は一見問題なく見えても、相場が急変すると、建玉を支える資金の余力が急に細ることがあります。含み損益、有効証拠金、証拠金維持率の見方を把握しておけば、マージンコールやロスカットに近づく前に、口座リスクの高まりを把握しやすくなります。
含み損益(Floating PnL)とは
含み損益(Floating PnL)は、未決済の建玉に発生している、まだ確定していない利益または損失です。
価格の動きに合わせて常に変動します。
- 相場が有利に動けば、含み損益は増加します。
- 相場が不利に動けば、含み損益は減少します。
注:手数料(コミッション)、スワップ(翌日持ち越しで発生する金利相当分)、その他コストは、別表示の場合と口座数値に反映される場合があります。詳細は取引履歴と商品仕様で確認してください。
VT Marketsアプリで含み損益(Floating PnL)を確認する方法
- VT Marketsアプリを開く
- ホーム画面へ移動する
- 画面上部のFloating PnLを確認する
表示額はプラスにもマイナスにもなり、建玉の価格が動くと通常は変化します。
数値は、アプリが接続され最新価格(レート)が取得できると更新されます。市場休場中、通信の中断、急激な値動きの局面では、表示が連続的に更新されないことがあります。

有効証拠金(Equity)とは
有効証拠金(Equity)は、取引口座のリアルタイムの価値です。口座残高(Balance)に、未決済の建玉の含み損益を加味した金額で、現時点の口座状況を示します。
計算式:有効証拠金(Equity)=残高(Balance)+含み損益(Floating PnL)
例:
- 残高:1,000ドル
- 含み損:−100ドル
有効証拠金は、1,000ドル − 100ドル = 900ドルです。
含み損が−300ドルに拡大すると、決済していなくても有効証拠金は700ドルまで低下します。
注:口座クレジット(取引に使えるボーナス等)がある場合、計算や表示が異なることがあります。
VT Marketsアプリで有効証拠金(Equity)を確認する方法
- VT Marketsアプリを開く
- ホーム画面へ移動する
- 画面上部のEquityを確認する

証拠金維持率(Margin level)とは
証拠金維持率(Margin level)は、未決済の建玉に対して口座にどの程度の安全余裕があるかを示します。割合(%)で表示され、損益や必要証拠金(Used Margin)の変化で上下します。
計算式:証拠金維持率=有効証拠金(Equity)÷必要証拠金(Used Margin)×100%
例:
- 有効証拠金:1,000ドル
- 必要証拠金:200ドル
証拠金維持率は、
1,000ドル ÷ 200ドル × 100% = 500%
一般に、割合が高いほど必要証拠金に対する余力が大きい状態です。割合が低いほど、建玉を維持するためのクッション(余裕)が小さくなります。
建玉がなく、必要証拠金が0の場合は計算できないため、アプリでは証拠金維持率が「—」などで表示されることがあります。
VT Marketsアプリで証拠金維持率(Margin Level)を確認する方法
- VT Marketsアプリを開く
- ホーム画面へ移動する
- 画面上部のMargin Levelを確認する

3つの数値をあわせて見る方法
この3つは連動し、口座の健全性をリアルタイムで示します。
- 相場変動により、建玉の含み損益が変化します。
- 含み損益の変化が、有効証拠金を動かします。
- 有効証拠金を必要証拠金と比べて、証拠金維持率が算出されます。
例として、建玉の損失が拡大すると:
- 含み損益がよりマイナスになります。
- 有効証拠金が下がります。
- 必要証拠金が同じなら、証拠金維持率も下がります。
証拠金維持率は、必要証拠金が変わっても動きます。たとえば、建玉の新規・決済、または銘柄ごとの証拠金要件(必要証拠金のルール)の変更があった場合です。
証拠金維持率が建玉に与える影響
証拠金維持率は、口座全体のリスク水準を示す指標です。有効証拠金と必要証拠金から算出され、%で表示されます。
- 証拠金維持率が高い=余裕が大きく、リスクは相対的に低い
- 証拠金維持率が低い=余裕が小さく、リスクは相対的に高い
下の画像は、VT Marketsアプリでの証拠金維持率の表示例(リスク区分を含む)です。

証拠金維持率のリスクゾーン
低リスク(150%超)
建玉を維持するのに十分な余裕があり、比較的安定した状態です。
中リスク(50%~150%)
余力が徐々に減っています。建玉の監視を強めてください。
高リスク(20%~50%)
証拠金の圧迫が近い状態です。保有量を減らす必要が出ることがあります。
ロスカット(20%未満)
損失拡大を抑えるため、損失の大きい建玉から順に自動決済される場合があります。
証拠金維持率が低下する主な要因
証拠金維持率は、有効証拠金が減る、または必要証拠金の使用が増えると低下します。
主な要因:
- 建玉が含み損となり、有効証拠金が減少する
- 高いレバレッジにより、値動きの影響が大きくなる(小さな変動でも損益が振れやすい)
- 取引数量が大きく、必要証拠金が増える
- 建玉が増え、必要証拠金の合計が増える
- スプレッド(売値と買値の差)、スワップ、手数料などのコストが増える
- レバレッジ設定や銘柄の証拠金要件が変更される
- 出金や資金移動で有効証拠金が減る
この状態が続くと、口座はマージンコールやロスカットの水準に近づきます。
マージンコールとは
マージンコールは、証拠金維持率が警戒ゾーンに入ったことを示すサインです。有効証拠金が建玉を支えるのに十分でなくなりつつある状態を意味します。
リスク(保有量)が大きすぎる可能性があり、縮小を検討すべき局面です。
証拠金維持率が下がったときの対応
証拠金維持率が低下したら、早めの対応が重要です。
- VT Marketsアプリで未決済の建玉を確認する
- 取引数量を減らす、または損失の大きい建玉から決済する
- 追加の証拠金が必要なら入金する
- 証拠金維持率が落ち着くまで新規取引を控える
証拠金の圧迫を放置すると、相場が荒い局面で口座状況が急速に悪化することがあります。
マージンコールを避ける方法
1. 取引前に証拠金維持率を確認する
新規取引の前に口座概要を確認し、余裕があるかチェックしてください。
2. 取引数量を抑える
小さめのロット(取引数量)にして必要証拠金を抑え、1回の取引で抱えるリスクを小さくします。
3. すべての取引で損切り(Stop Loss)を設定する
あらかじめ損失の上限(退出価格)を決めておき、有効証拠金への悪影響が大きくなる前に損失を限定します。
4. 建玉をこまめに確認する
個別の建玉だけでなく、口座全体の保有状況(総リスク)として把握してください。
5. 余剰証拠金(Free Margin)の余裕を確保する
未使用の余力を残し、相場変動を吸収できる状態にしておくと、急なリスク上昇を避けやすくなります。
6. 同じ方向に動きやすい建玉を重ねすぎない
値動きが連動しやすい銘柄の建玉を同方向に重ねると、荒い相場で損失が一気に膨らみやすくなります。
ロスカット(Stop-Out)とは
ロスカット(Stop-Out)は、証拠金維持率が口座に適用される基準(しきい値)に達した状態です。この場合、取引システムが建玉を1つ以上、自動的に決済することがあります。
決済は市場で成立する価格で行われます。相場のギャップ(価格が飛ぶ動き)、流動性の低下(売買が少ない状態)、急変動時には、TP/SL(利確・損切りの指定価格)と異なる価格で約定することがあります。
よくある質問
VT Marketsアプリで含み損益(Floating PnL)、有効証拠金(Equity)、証拠金維持率(Margin Level)はどこで見られますか?
ホームタブで3つとも確認できます。建玉が相場で動くと、これらの数値もリアルタイムで更新されます。
取引を決済していないのに、有効証拠金(Equity)が変わるのはなぜですか?
有効証拠金は、未決済の建玉の時価を反映するためです。価格が動くと含み損益が更新され、その変化が有効証拠金に反映されます。
有効証拠金(Equity)と証拠金維持率(Margin Level)の違いは何ですか?
有効証拠金は、建玉を含めた口座の現在価値です。証拠金維持率は、その有効証拠金が建玉維持のための必要証拠金に対してどれだけ余裕があるかを、%で示したものです。
証拠金維持率(Margin Level)が下がるとどうなりますか?
証拠金維持率が下がるほど、建玉を支える余力が小さくなります。さらに低下すると、マージンコール(警告)状態に入る、またはロスカット水準に達して建玉が自動決済される可能性があります。
含み損益(Floating PnL)は証拠金維持率に影響しますか?
はい。含み損が拡大すると有効証拠金が減り、証拠金維持率も低下します。含み損益が改善すれば、有効証拠金と証拠金維持率の両方にプラスに働きます。
証拠金維持率(Margin Level)はどのくらいの頻度で確認すべきですか?
取引中は随時確認すると安心です。建玉が複数ある場合や、値動きが大きい局面では特に重要です。