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ビットコインが8万ドル突破、米サービス関連指標を追い風に金は4,540ドルの上値抵抗線に接近

by VT Markets
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Sep 4, 2026

ビットコインは木曜日に8万ドルの節目を再び上回り、米国のサービス部門の地合いが強まったことを受けて暗号資産(仮想通貨)全般が持ち直す中、80,861ドルで取引された。金も2日続伸し、4,500ドル近辺で推移、当日上昇率は2%超となった。価格は4,540.47ドル付近のレジスタンスに接近している。米国では、ISMサービス業PMIが7月の54.1から8月に55.4へ上昇し、市場予想(54.3)を上回った。支払価格指数は70.3から72.6へ上昇し、雇用指数は47.4から47.8へ小幅に改善。新規受注も57.2から60.9へ強含んだ。

テクニカル面では、BTCは50日EMA(70,713ドル)、100日EMA(69,463ドル近辺)、200日EMA(72,492ドル)をいずれも上回って推移している。ただし、RSIは72.35と過熱圏にあり、MACDはゼロライン付近へ戻りつつある。金はスポット価格が、おおむね4,318〜4,366ドルに集中するEMA群の上で推移。RSIは56、MACDはマイナス圏ながら下落モメンタムが弱まっている。サポートは4,366ドル、4,344ドル、4,318ドルが意識され、市場の焦点は4,540.47ドルを明確に上抜けられるかにある。

インフレリスクと暗号資産・貴金属のボラティリティ

米ISMサービス業PMIが55.4へ上昇し、インフレを示唆するシグナルが強まる中、暗号資産と貴金属の双方に強い追い風が生じている。一方、支払価格指数が72.6へ急伸したことは、粘着的なインフレがFRBに引き締め的な金利水準をより長く維持させる可能性を示唆する。デリバティブ取引の観点では、このマクロ環境の底堅さは、今後数週間にわたる金利見通しの再評価に伴い、ボラティリティ上昇への備えが必要であることを意味する。

買われ過ぎシグナルと重要レジスタンス下での売買戦略

ビットコインの8万ドル超えは力強い動きだが、日足RSIが72.35と買われ過ぎに達していることから、高レバレッジのロングは極めて慎重に扱うべきだ。むしろデリバティブ取引では、50日EMA(70,713ドル近辺)への調整に備え、プロテクティブ・プット(保険的なプット購入)によるヘッジを検討したい。過去には、暗号資産の資金調達率が急騰し、同時にRSIが買われ過ぎ水準にある局面では、上昇トレンドが再開する前に10〜15%程度の短期調整が起こりやすい。

金が4,500ドルまで上昇したことで、下降トレンドラインのレジスタンスである4,540ドルに極めて近づいており、先物・オプション取引にとって重要な分岐点となる。4,540ドルを出来高を伴って明確に上抜けるまでは、4,600ドルを狙う強気のコールオプションに積極的に踏み込むのは待ちたい。レジスタンスを突破できない場合、短期のプットオプションや先物ショートによって、価格が4,366ドルのサポート帯へ戻る局面で機動的な収益機会を得られる可能性がある。

景気全体像としては米国経済の底堅さが示唆され、歴史的には米ドル高につながりやすく、結果として無利息資産の上昇をいずれ抑制し得る。今後数週間は、方向性に賭けず急変動から利益を狙うロング・ストラドルなど、市場中立型の戦略が奏功しやすいとみる。インフレ指標の強さと地政学リスクが続く中、レバレッジを抑えた運用が重要となる。

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