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PMI指標が予想を下回りポンドは対ドルで下げ渋り、焦点は英中銀当局者の発言へ

by VT Markets
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Sep 3, 2026

スコシアバンクのグローバルFXストラテジー・チームは、ポンドは対米ドルで総じて横ばいで、GBP/USDは1.3493だった一方、英国のサービス業PMI(確報)および総合PMI(確報)がいずれも50台前半の小幅な拡大を示し、マクロの材料出尽くし感が強まったことから、G10通貨の大半に対してはやや下落したと述べた。市場では政策対応が限定的にとどまるとの織り込みが続くなか、注目は日本時間では今晩にあたる米東部時間午前11時に講演予定の英中銀(BoE)チーフエコノミスト、ヒュー・ピル氏へ移り、さらに明日のアンドリュー・ベイリー総裁の発言が控える。

英中銀の9月17日の金融政策会合に対する金利見通しは引き続き抑制的で、織り込まれている引き締め幅はわずか4bpにとどまる。一方、11月5日の会合は18bpを示唆しており、10月28日の政府「秋季声明」後に公表されるインフレ報告書と最新予測を伴うタイミングと重なる。スコシアバンクはまた、英米金利差は今週の急拡大後も相対的にポンドを下支えしていると付け加えた。チャート面では、GBP/USDは中立から弱気とし、RSIは安定化しつつも50を下回る40台半ばにとどまると指摘。6月以降の上昇トレンドは維持されているものの、1.3500~1.3450近辺がサポートとして意識されるとした。

Near-Term Trading Strategy And Technical Outlook

今後数週間、GBP/USDが重要水準の1.3493付近で推移するなか、デリバティブ取引は慎重姿勢を推奨する。英中銀の9月17日会合で織り込まれている引き締めはわずか4bpであり、短期的には金利要因によるボラティリティは低水準にとどまる可能性が高い。直近の英国サービス業PMIが50台前半の小幅拡大を示したことは、景気モメンタムが底堅い一方で、直ちにブレイクアウトを促す「決め手」に欠けることを裏付ける。

テクニカル面では短期的に中立から弱気の形状を想定し、RSIは弱気圏の40台半ばで推移している。トレーダーは、1.3450~1.3500の主要サポートを注視しつつ、アイアン・コンドルのようなレンジ狙いのオプション戦略を検討したい。ただし、6月以降の大局トレンドは上向きであるため、1.3450の下限に向けた押し目は、長期目線のコールオプションにとって割安なエントリー機会となり得る点も念頭に置く必要がある。

Medium-Term Volatility And Event Risk

先を見据えると、市場が18bpの変動を織り込む11月5日の政策会合前後で、ボラティリティが大きく上昇する可能性がある。この決定は、10月28日の重要な秋季予算(Autumn Budget)後に行われ、同予算は歴史的に市場を大きく動かしやすい。デリバティブ取引では、財政政策や新たなインフレ予測の公表に伴う振れを取り込むべく、ストラドルなど長めの期日のボラティリティ戦略でのポジショニングを検討したい。

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