EUR/USDは先週金曜日に1.1577まで下落した後、1.1573を起点に急反発し、1.1620まで上昇した。今回の動きは、1.1570近辺のサポートに接近した下げの反動によるもので、主要サポートとしては引き続き1.1550が意識される。もっとも、反発後もモメンタムは明確な加速を示しておらず、ユーロは日中レンジとして1.1595~1.1640での推移が見込まれる。
1~3週間の時間軸では、8月28日時点(スポット1.1650)で1.1600~1.1685のレンジ相場と位置付けられていたが、その後1.1600を割り込んだ。8月31日時点のスポットは1.1585で、下方向のリスクはなお1.1550に向きやすいものの、短期的には売られ過ぎのシグナルもあり、直ちに同水準を試す展開にはなりにくい。足元では下向きの勢いが弱まっているが、強いレジスタンスとされる1.1650を上抜けない限り、1.1550が再び視野に入る可能性は低下しない。長期的に参照される水準は1.1800および1.1850である。
Intraday and Near-Term Trading Strategies
ユーロは1.1573までの急落後に下げ止まりつつあり、本日はデリバティブ取引ではレンジ前提の戦略に重心を置くべき局面とみる。日中の値動きは1.1595~1.1640に収まりやすいと想定されるため、アイアン・コンドルなど短期オプションの売り戦略は収益機会になり得る。背景には、ユーロ圏インフレ率が足元2.2%で安定し、ECBが急激な政策変更をいったん見送りやすい環境がある。
向こう1~3週間では、主要サポート1.1550を指向する下方リスクが残ると考える。トレーダーは1.1550行使のプット購入でこれを取り込みつつ、ユーロが1.1650のレジスタンスを上抜けた場合には厳格に撤退する運用が有効だろう。過去の値動きでは、1.1500~1.1550ゾーンは主要な通貨調整局面で強固なテクニカル下値支持として機能しており、急反転の可能性も小さくない。
Longer-Term Outlook and Strategic Positioning
より先の時間軸では、グローバル・マクロ環境の変化を踏まえ、長期目標は引き続き1.1800および1.1850と強気で据え置く。FRBは政策金利をピークから段階的に引き下げていく見通しで、米ドル優位は時間をかけて後退すると予想される。週次の押し目局面で長期のコールを積み上げる戦略は、忍耐強い投資家にとってリスク・リワード面で魅力的な設計となる。
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