暗号資産市場は先週の上昇分の一部を吐き出し、ビットコイン(BTC)は月曜に6万5000ドルを下回って推移した。金(XAU/USD)はリスク選好が広く軟化するなかでも強気基調を維持し、4350ドル上を保った。
リップル(XRP)は目先の支持線である1.00ドル近辺を上回って推移した一方、下向きの移動平均線の下で値動きが抑えられ、テクニカル面の重しとなり続けた。別途、ストラテジー(MSTR)は、STRC株の自社株買い資金を捻出するため、8月3日から9日にかけて約1億0900万ドル相当のBTCを売却したと明らかにした。
ビットコインと金の見通し・戦略
ビットコインが重要な6万5000ドルの節目を割り込んだことを踏まえ、デリバティブ取引を行う投資家には、主要暗号資産に対して慎重な短期弱気スタンスを推奨する。マイクロストラテジーによる約1億0900万ドルのビットコイン換金(自社株買いの原資確保)は想定外の売り圧力をもたらしており、過去の経験則では短期的な過熱調整(クールダウン)局面を誘発しやすい。今後2週間程度の下振れリスクに備えるヘッジとして、権利行使価格6万2000ドル前後のプロテクティブ・プットの活用を検討したい。
一方、金が4350ドルを上回って史上最高値圏を走っていることは、強力な上昇モメンタムを示しており、トレーダーは引き続きこの流れを活用すべきだ。今回のラリーは、2024年末の平均価格と比べて60%超の上昇に相当し、根強い安全資産需要に支えられている。小幅な押し目では、期先のコールオプションの買い、あるいは先物のロング構築を選好し、次の心理的節目である4400ドル近辺をターゲットに据える。
リップル(XRP)のテクニカル局面と売買アイデア
リップル(XRP)は、1.00ドルの支持線直上でタイトな持ち合い(コンソリデーション)にとどまる一方、主要な下向き移動平均線が重い上値抵抗として意識されている。XRPの日次出来高の振れが大きいことを踏まえ、アイアン・コンドルのようなレンジ相場向け戦略の活用を提案する。損切りは0.98ドル直下にタイトに設定したい。この重要な下値の床を割り込むと、急速なロスカット(清算)イベントを招きかねない。
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