英ポンド下落、米ドル反発 GBP/USDは米雇用統計控え1.3470の上値抵抗を意識

by VT Markets
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Aug 4, 2026

GBP/USDは火曜日の欧州時間に約0.1%下落し、1.3420近辺で推移した。英ポンドが上値の重い展開を続ける一方、米ドルは反発基調を維持している。米ドル指数(DXY)は、月曜日の急速な戻りを受けて100.05近辺へ小幅上昇。これに先立ち、99.42で2週間ぶり高値をつけていた。市場の関心は米国の経済指標に移りつつあり、14:00 GMT発表の6月JOLTS求人件数(予想745万件、5月759.4万件)や、FRBの次の一手を見極める材料として金曜日の7月非農業部門雇用者数(NFP)が注目される。

テクニカル面では、GBP/USDは直近で1.3423近辺。20日指数平滑移動平均線(EMA、1.3389)を上回って推移する一方、上値は下向きのレジスタンスラインが抑え、分岐点(ブレイクの目安)は1.3473、次の節目は1.3500とされる。RSIは54近辺。1.3389を割り込む場合、7月28日の安値1.3274が次の焦点となる。なお背景情報として、英ポンドは現存する通貨として最古(886年)とされ、2022年データではFX取引高の12%を占め、1日平均で6,300億ドル規模。GBP/USDはFXの11%を占め、GBP/JPYが3%、EUR/GBPが2%となっている。

Key Levels and Trading Strategies

デリバティブ取引では、今後数週間にわたりGBP/USDが主要な下向きトレンドラインを試す可能性があるため、1.3470のレジスタンスを注視したい。足元のレートは1.3420近辺で推移しており、この上値抵抗付近での短期的な指値の戻り売り、またはプット・オプション買いは、リスク・リワードの観点から妙味がある。仮に1.3473を明確に上抜けられない場合、20日EMAの1.3389に向けて速やかに下落する展開を想定する。

Macro Drivers and Policy Backdrop

弱気見通しの背景には、米ドルの回復がある。ドル指数(DXY)は100.05まで持ち直した。直近の経済指標では、米雇用者数が前月まで堅調に17.5万人増を確保し、失業率も4.1%前後で安定している。今週金曜日の7月NFPが予想を上回れば、ドル高がポンドの残存するモメンタムを押しつぶす可能性が高い。

一方で、イングランド銀行(BoE)のアンドリュー・ベイリー総裁のハト派的な姿勢は、利上げによってポンドを下支えする展開を見込みにくいことを示している。英国インフレ率がBoEの2.0%目標近辺で安定しつつあることも、金融引き締め継続の追い風になりにくい。投機筋もすでに織り込みを進めており、最新のCFTC建玉データでは、ポンドのネットショートが目立って増加している。こうした政策面の支援不足により、1.3500という重要水準を上回る上昇を維持するのは難しい。

この環境下では、7月下旬のサポートである1.3274を目標に、ベア・プット・スプレッドの活用を推奨する。ロングを検討する場合は、日足終値で1.3500を明確に上回り、現行の下落トレンドが否定されるまで待ちたい。日足RSIが中立的な54にとどまることから、相場が過熱感(売られ過ぎ)に達するまで、下方向への余地は残っている。

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