英ポンド下落、英中銀が金利据え置き 市場は1.3500の上値抵抗線に注目

by VT Markets
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Aug 3, 2026

週明け月曜の欧州時間序盤、英ポンドは対ドルで軟化し、GBP/USDはイングランド銀行(BOE)が木曜日に政策金利(Bank Rate)を3.75%で据え置いたことを受け、1.3470近辺で約0.1%下落した。決定は6対3に割れ、BOEは中東リスクが持続し、二次的なインフレ効果が顕在化する場合には追加利上げが必要になると改めて強調した。会合後は引き締め観測が後退し、9月の利上げ確率(インプライド)は60%から30%へ低下。年末までに織り込まれる利上げ幅は31bpと、当日だけで11.4bp縮小した。

一方、米・イランの停戦再合意の報を受けて原油価格が下落し、リスク選好が強まった。S&P500先物は0.6%高の7,535近辺まで上昇。テクニカル面では、GBP/USDは1.3475前後で推移し、20期間EMA(1.3389)を上回る水準を維持、RSIは59。サポートは20日EMA近辺の1.3389が意識され、上値抵抗は心理的節目の1.3500、さらに上は7月高値の1.3558に位置する。

BOE決定と主要テクニカル水準を踏まえたGBP/USDの売買見通し

8月の取引週に入るにあたり、デリバティブ取引ではGBP/USDの1.3500のレジスタンスを注視したい。BOEが政策金利を3.75%で据え置き、利上げ期待が後退したことで、ポンドには目先の下押し圧力がかかりやすい。例年8月は流動性が薄く、突発的なボラティリティが生じやすいため、1.3470の「軸」となるゾーンは短期のデリバティブ・ポジショニング上、重要度が増す。

対応策として、オプション取引では、20日指数移動平均(1.3389)近辺の権利行使価格で短期のプット購入により、より深い調整へのヘッジを検討したい。この見立ては、9月利上げ確率が60%から30%へ急低下したことが、ポンドの金利優位性をファンダメンタルズ面で弱める点とも整合的だ。反対に、1.3500を明確に上抜け、日足終値で定着する展開となれば、7月高値の1.3558を目標にコールへ戦略転換する。

市場センチメント、戦略、およびリスク管理アプローチ

S&P500先物が7,535近辺まで上昇し、原油価格が下落していることに後押しされたグローバルなリスクオンムードは、相対的にリスク資産を支えやすい。こうしたマクロ環境では、米ドルの「安全資産」としての魅力が抑制され、GBPの下落余地を限定する可能性がある。この上振れ余地を取り込みつつ支払プレミアムを抑える手段として、1.3500が維持される場合にはブル・コール・スプレッドの活用が選択肢となる。

過去の局面では、GBP/USDが1.3500に接近する局面は強い心理的な壁として機能してきた。現状、日足RSIは59で、テクニカル的な「過熱圏」入りまでにはなお上昇余地がある。したがって、機動的な運用を心がけ、先物・オプションのポートフォリオ保全のため、1.3389のサポート直下にストップロスを設定することを推奨する。

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