EUR/USDとGBP/USDは上昇し、新たな上昇トレンド入りの可能性が意識された。一方、円クロスは重要サポートまで下落した後に反発。USD/CADは1.40を試す展開となり、CHF絡みは主要レジスタンスで上値を抑えられた。米ドル指数(DXY)はダブルトップ形成と評され、利回りは直近の動きの後にいったん小休止となっている。
コモディティでは、金(ゴールド)は三角持ち合いの内側で推移しているとの整理で、暗号資産(仮想通貨)は「分岐点」にあると位置付けられた。これらはデイリー・テクニカル・アップデートの一環として、ライブチャートを用いた15〜20分の動画形式で提示された。
主要通貨ペアと米ドル指数、分岐点の水準に
米ドル指数は明確なダブルトップを形成しつつあり、大きな転換点を示唆している。デリバティブ取引の参加者は注意深く監視する必要がある。EUR/USDとGBP/USDが上抜けし、新たな上昇トレンドの様相を呈していることから、さらなるドル安に備えたポジショニングを検討したい。直近の経済指標ではユーロ圏のインフレ率が2.5%近辺で底堅く推移しており、欧州中央銀行(ECB)は米連邦準備制度理事会(FRB)ほど積極的な利下げを迫られていない。
一方、円絡みの通貨ペアは重要なサポート水準に到達した後に反発しており、短期のリスクリワード面で魅力的なセットアップが示唆される。加えて、USD/CADが心理的節目として重い1.40をテストしている点は注視が必要だ。歴史的に1.40での上抜け失敗は急速な反落につながりやすく、今後数週間の戦略としてはベア・プット・スプレッドが有力とされる。
金は収束局面、暗号資産は重要局面
金は足元、タイトな三角持ち合いの中で値動きが収束しており、大きなボラティリティ・ブレイクがおよそ目前にあることを示唆する。このテクニカル環境はファンダメンタルズ面でも裏付けがある。世界の中銀による金購入は、年率1,000トン超という歴史的高水準近辺で推移しているためだ。このパターンの取引手法としては、上下いずれかへの急変動を狙うオプションのストラドルが推奨される。
最後に、暗号資産市場は主要銘柄が複数月にわたる重要サポートラインを試す局面にあり、重要な分岐点とされる。米国債利回りの上昇がいったん止まったことで、次のマクロの材料次第では資金がリスク資産または安全資産へ回帰する可能性がある。主要なテクニカル水準のブレイクと明確なトレンド発生が確認されるまでは、通常より小さめのポジションサイズを維持することが提案されている。
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