EUR/USDは月曜日、ユーロ圏の成長指標の発表と米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策決定を控えて市場心理が慎重となるなか、序盤の上昇分を失い、1.1370近辺へ反落した。足元では1.1372前後で推移している。米国とイランの敵対行為が一時停止したことを受け、リスク選好は改善。原油価格は下落し、株式・債券市場の支援材料となった。供給途絶懸念が後退し、WTI原油は1バレル=83.60ドル近辺と7%超下落した。
市場の注目は4-6月期(第2四半期)のGDP速報値に集まる。ユーロ圏は前期の▲0.2%から+0.2%(前期比)へ回復すると見込まれ、前年比は0.3%から0.4%へ加速が予想されている。ドイツは前期比で0.3%成長の後、今期は横ばいが予想され、前年比GDPは0.4%から0.6%への上昇見通し。加えて、ドイツの7月CPI速報も公表予定で、前月の▲0.3%(前月比)から+0.7%への反発が見込まれる一方、前回の前年比は2.3%だった。テクニカル面では、4時間足で20期間SMA(1.1391)と100期間SMA(1.1420)の下で上値を抑えられる展開が続き、14期間RSIは41。レジスタンスは1.1375および1.1386、サポートは1.1369が意識される。
Derivative Positioning and Technical Outlook
2026年7月末にかけた最終局面では、EUR/USDのデリバティブ取引は防御的なポジション取りを推奨する。4時間足では20期間SMA(1.1391)および100期間SMA(1.1420)を下回っての推移が続いており、短期バイアスは下方向に強く傾いている。サポートの1.1369を割り込めば急落局面となる公算が大きく、短期のプットオプション買い、または先物のショートが魅力的となる。
Macro Drivers and Event-Driven Volatility
今後発表されるユーロ圏第2四半期GDP速報(前期比+0.2%予想、前期は▲0.2%)を注視する必要がある。ドイツ成長率が市場予想どおり停滞する局面では、底堅い米ドルに対してユーロが強い売り圧力にさらされやすい。デリバティブ取引では、発表後の急変動を見込み、ストラドルやストラングルの購入によってブレイクアウト局面の値幅取りを狙う戦略が考えられる。
また、地政学リスクの緩和によりWTI原油は7%超下落し、83.60ドル近辺まで低下。エネルギー主導のインフレ期待を押し下げている。この下落は、2018年後半のエネルギー価格急落のように、ユーロ圏CPIの下押しを通じてECBの慎重姿勢を強めた過去局面とも重なる。ドイツの7月CPI速報が前月比+0.7%という反発予想を下回る場合、ユーロは一段安となりやすく、短期的な弱気見通しを補強するとみられる。
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