英国に関するCFTCデータによると、最新週の英ポンド(GBP)の非商業部門のネットポジションは▲5.56万枚となった。引き続きネット・ショートである。
前週は▲7.13万枚で、1週間前からショート幅が縮小したことを示している。
GBPショートの巻き戻しで市場心理が変化
英ポンドの非商業部門のネットポジションは前週の▲7.13万枚から▲5.56万枚へと大きく改善しており、市場心理の明確な変化が確認される。ネット・ショートの縮小は、機関投機筋が英ポンドに対する弱気ポジションを急速に手仕舞っていることを示唆する。歴史的に、こうした急速なショートカバー局面は通貨の持続的な上昇モメンタムにつながるケースが多い。
景気の底堅さと取引戦略
背景には、英国経済の想定以上の底堅さがある。インフレ率は2%近辺で推移し、直近の小売売上高も市場予想を上回る前月比+1.2%となった。利下げに対するイングランド銀行(BOE)の姿勢は米連邦準備制度理事会(FRB)と比べて相対的に慎重で、金利差は引き続きポンド優位に働いている。足元ではGBP/USDが1.2850近辺の主要レジスタンスを試しており、投機フローの変化が強い下支え要因となっている。
デリバティブ投資家には、今後数週間の上昇モメンタムを取り込むため、強気のオプション戦略を推奨する。具体的には、GBP/USDのコールオプションの買い、またはブル・コール・スプレッドの活用により、上昇局面の利益機会を狙いつつリスクを明確に限定できる。先物取引では、1.2750のサポートに向けた小幅な押し目でロングを構築することで、ショートスクイーズの進行局面において良好なリスクリワードが見込まれる。
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