韓国銀行は政策金利を25bp引き上げて2.75%とし、金融通貨委員会は全会一致でタカ派的だったとされた。7月声明は5月よりもタカ派色が強いと評価され、追加の政策対応に対する市場予想は一段と引き締まった。
注目は、8月27日の会合で連続利上げに踏み切れるかどうかに集まっており、次回判断は今後公表されるデータ次第との構図だ。言及された主な材料としてGDP、GDI、インフレが挙げられ、金利パスを左右する重要なインプットに位置付けられている。
デリバティブ市場向けトレーディング戦略
デリバティブ取引参加者には、韓国銀行の8月27日会合を前に、金利スワップ市場のレシーバー(受け固定)ポジションで確保した利益を速やかに確定することを推奨する。中銀のタカ派姿勢は、連続利上げが明確に選択肢に入っていることを示唆する。重要な成長・インフレ指標が出そろう局面で手仕舞いを先送りすれば、ポートフォリオを不必要なリスクにさらすことになる。
裏付けとなる経済指標とイールドカーブのリスク
この慎重な戦略は、消費者物価上昇率が概ね2.4%近辺で推移していることや、家計債務が高水準にあることなど、韓国の直近の経済指標によって裏付けられる。さらに、現地通貨は下押し圧力が続き、1ドル=1,380ウォン近辺で取引されている。こうした持続的な圧力は、政策当局が引き締め的なスタンスを維持する十分な理由となる。
過去の引き締め局面をみると、韓国の3年国債利回りは、市場が想定していなかった連続利上げが起きた際に30bp超上昇する傾向があった。今後発表される国内総生産(GDP)および国内総所得(GDI)データは、イールドカーブの急激な変動を誘発すると見込まれる。トレーダーは今後数週間、急なタカ派シフトにより不利なポジションに取り残されないよう、エクスポージャー管理を積極化すべきだ。
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