USD/JPYは水曜日に161.62〜162.47のレンジで推移し、0.12%安の162.23で終了した。先行して示した161.75〜162.50のレンジ見通しに沿う形となり、その後は値幅が縮小して161.87〜162.42の動きにとどまり、終値は162.18(0.03%安)だった。モメンタムはやや下向きに傾いているものの、目先は持続的な下落というより、161.70〜162.30を中心としたレンジ取引が優勢とみる。
今後1〜3週間の見通しは引き続き強弱まちまちで、USD/JPYは160.60〜163.00の間で往来する公算が大きい。この見方は、スポットが162.10だった7月7日以降、維持している。1〜3カ月の時間軸では、21日指数平滑移動平均(EMA)が位置する161.00近辺を上回って推移する限り、上値余地は残る。
短期のトレーディング戦略とレンジ見通し
本日USD/JPYが162.20近辺で推移していることを踏まえると、向こう数週間は160.60〜163.00のレンジ内で方向感の乏しい推移が続く可能性が高い。短期のデリバティブ取引では、この持ち合い局面から収益機会を狙うレンジ戦略(アイアン・コンドルの売り、短期ストラドルの取引など)に注目したい。弱含みのモメンタムが目先の上値を抑え、日中の値動きは161.70〜162.30にタイトに収まりやすいとみる。
ファンダメンタル要因と中長期ポジショニング
こうした横ばい基調の見立ては、最近の経済指標にも裏付けられる。米インフレ率が3.0%近辺で安定しており、FRB(米連邦準備制度理事会)は利下げを急がない姿勢を維持しやすい。一方、日銀の政策金利は0.25%と低水準にとどまり、金利差は約500bp(5.00%)と大きい。この金利差はドルの下支えとなり、急激な下落を抑制する強いファンダメンタルの床を形成している。
中長期のデリバティブ・ポジションとしては、USD/JPYが21日EMAの161.00近辺を上回っている限り、コールオプションやブル・コール・スプレッドを通じて強気バイアスを維持する戦略を推奨する。過去の経験則では、USD/JPYがこの重要なテクニカル水準の上で推移を維持できた局面では、数カ月にわたる緩やかな上昇につながりやすかった。向こう数週間は161.00を重要な監視水準とし、同水準をトリガーにヘッジやエクスポージャー調整を検討したい。
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