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英ポンド、日銀との金融政策の方向性の違いを背景に円に対し18年ぶり高値 キャリートレード支え

by VT Markets
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Jul 7, 2026

英ポンドは対円で上昇幅を拡大し、18年ぶり高値を更新した。0.77%超上昇して年初来高値の216.60を上抜け、2008年1月以来初めて217.00を突破。執筆時点では217.11で推移している。

金曜日には強気のハラミ(「インサイドデー」)が形成され、同通貨ペアが7月2日の日中高値216.08を上抜けた後にモメンタムが加速した。相対力指数(RSI)は上昇基調を示し、買われ過ぎの目安とされる70に接近しており、続伸の前に一時的なもみ合い(調整)となる可能性を示唆する。上値抵抗は217.50近辺、次いで218.00、さらに次の心理的節目として220.00が意識される。下値では、反転には215.00割れが必要となり、その後は7月3日の日中安値214.72が焦点。さらに、50日単純移動平均線(SMA)の214.09、100日SMAの213.17が下値支持として控える。

ファンダメンタル要因と政策スタンスの乖離

GBP/JPYが18年ぶり高値へブレイクしたことを踏まえると、抵抗の少ない方向は上向きとみる。主要なファンダメンタル要因は、英中銀(BoE)の政策と日銀(BoJ)のスタンスの鮮明な対比にある。この政策乖離がキャリートレードを引き続き後押しし、ロングポジションの魅力を高めている。

直近の英国インフレ指標にも留意が必要だ。先週の結果は根強い2.8%となり、BoEが近い将来に利下げへ動きにくいとの見方を補強した。これに対し日本では、コアインフレ率が1.5%と低水準にとどまり、日銀が超緩和的な金融政策を修正する動機は乏しい。拡大する金利差が、円に対するポンド高の主要なカタリストとなっている。

取引戦略とリスク要因

今後数週間の戦略としては、権利行使価格を218.00、最終的に心理的節目の220.00に設定したコールオプションの購入が有効な選択肢と考える。先週金曜日の「強気のハラミ」は、上昇モメンタムが持続し得ることを示す強いテクニカルシグナルとなった。小幅な押し目局面での参入を検討し、トレンドの強さを優位性として活用したい。

もっとも、RSIが買われ過ぎ圏に近づいている点には注意が必要だ。2008年の金融危機前にみられたような行き過ぎた上昇は、急激な反落で終わることもある。そのため、215.00を下回る水準に権利行使価格を置いた安価なアウト・オブ・ザ・マネーのプットオプションを購入し、急なリスクオフや想定外の政策変更に備えるヘッジとするのが賢明だろう。

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