AUD/JPYは週明け月曜日のアジア取引で小幅に上昇し、前日までの小幅安の後、113.30付近で推移した。中国の最新の政策スタンスを受け、豪ドルが底堅さを維持したことが背景にある。中国人民銀行(PBOC)は1年物および5年物のローンプライムレート(LPR)をそれぞれ3.00%、3.50%に据え置き、政策の安定が貿易連動通貨である豪ドルを下支えする環境となった。
豪州では、豪準備銀行(RBA)が今月の会合で政策金利(キャッシュレート)を据え置いた一方、インフレ率は依然として高すぎるとの認識を繰り返し、追加引き締めの可能性を排除していないことが引き続き支援材料となっている。それでも、市場の関心は利上げサイクルの天井確認に移りつつあり、一般的には4-6月期のインフレが大きく上振れしない限り、追加利上げは起こりにくいとの見方が優勢だ。もっとも、円が為替介入リスクのくすぶりや日銀のタカ派化によって支えられる場合、クロスの上値は抑えられる可能性がある。火曜日の日本のPMI、ならびに6月会合で政策金利を1.00%へ25bp引き上げた後の水曜日の日銀「主な意見」に注目が集まっている。
AUD/JPY Supported By Rate Differentials And Policy Stance
当社は、AUD/JPYが113.30近辺で底堅さを維持するとみている。豪ドルは中国の金融政策が安定していることで下支えされ、これが中国関連の指標通貨としての豪ドルにプラスに働く。豪州と日本の金利差が大きいことが長期にわたってキャリートレードを収益機会にしてきた。現在の状況は、金利差が大きく拡大し始めた2024年を通じて観測されたトレンドの延長線上にある。
豪ドルは、RBAがインフレは高すぎるとの警戒を継続していることから押し上げられている。インフレ率は2〜3%の目標を粘着的に上回り、2024年の大半で3.6%程度で推移してきたため、このタカ派姿勢は正当化される。今後発表されるインフレ指標が上振れした場合、豪ドルに上昇余地が生じ得るため、向こう数週間における短期の豪ドル・コールオプションは興味深い戦略となり得る。
Risks Of Japanese Intervention And Derivative Hedging Strategies
一方で、円高誘導を狙った日本の為替介入リスクを踏まえると、さらなる上昇には注意が必要だ。2024年4〜5月には当局が9兆円超を投じて通貨防衛を行っており、円安が急速に進行した局面で行動に踏み切る明確な前例がある。日銀「主な意見」は、より積極的な政策引き締めを示唆する可能性がある重要イベントであり、相場上昇の上値を抑える材料となり得る。
水準の高さと介入の脅威を踏まえると、デリバティブ戦略はこのリスク管理に重心を置くべきだろう。AUD/JPYのコールスプレッドの購入は、最大損失を限定しつつ上昇余地を取りに行く手段となる。別案として、ロングポジションを維持しつつアウト・オブ・ザ・マネーの円コール(またはAUD/JPYプット)を購入することで、日本当局の動きに起因する急激な反転へのヘッジを構築できる。
今すぐ取引を始めましょう — VT Marketsのリアル口座を開設するにはこちらをクリックしてください。