アルゼンチンの税収は5月に2兆1,5130億(前月は1兆7,4000億)となり、前月比で4,1130億増加した。これらのデータは、同期間に名目ベースの徴税が強まったことを示している。
同じ比較で、5月の税収は4月を約23.6%上回った。数値は税収総額に関するもので、単位は10億(ビリオン)で表示されている。
財政健全性と広範な経済指標
5月の税収は前月比で大幅に増加し、2兆1,5000億ペソに達した。これは、アルゼンチンの財政状態が改善していることを強く裏付けるものだ。当社は、進行中の経済改革が徴税を押し上げ、経済活動のフォーマル化を進めている直接的な結果とみている。このポジティブなデータは、短期的にアルゼンチン資産の追い風になるだろう。
この結果は、当社が注視してきた一連の前向きな経済指標に追加されるものだ。月次インフレ率はすでに数カ月連続で一桁にとどまっており、過去数年のハイパーインフレ環境とは対照的である。さらに、先週公表された中銀データによれば、純国際準備高は積み上がりが続き、4年以上で最高水準に到達した。
市場への含意と投資戦略
通貨デリバティブについては、財政のアンカーが強まることで、政府財源を賄うための通貨発行圧力が低下し、ペソのボラティリティを抑制するとみられる。当社は、ファンダメンタルズの改善を踏まえると、USD/ARSオプションのインプライド・ボラティリティは依然として高すぎると判断している。アウト・オブ・ザ・マネーのUSD/ARSコールの売り、またはドルに対するプット・スプレッドの構築は、有力な戦略となり得る。
株式市場では、メルバル指数は歴史的に、財政規律やマクロ経済の安定を示す兆候に対して非常にポジティブに反応してきた。より予見可能な経済環境のもとで企業収益の改善が見込まれることから、当社は一段の上昇余地を想定している。第3四半期満期のメルバル指数先物のロング・ポジションを積み増す方針だ。
同国の信用リスク・プロファイルもこのニュースを受けて改善が続いており、ソブリン債の投資魅力が高まっている。アルゼンチンの5年CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)スプレッドは、2025年初めに2,000bp超だった水準から、先週は950bp弱まで大きく縮小した。当社は今後もタイト化が進むと見ており、アルゼンチン国債に対するCDSプロテクションの売りは、リスク・リワードの観点で魅力的な選択肢だと考える。
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